欧州株:下落、過去6週間で最大の下げ-クレディSなど銀行株に売り

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欧州株式相場は下落し、過去6週間で最大 の下げとなった。クレディ・スイス・グループが市場混乱の収束を「予測するの は時期尚早」との見方を示したのに加え、米シティグループの株価の投資判断が 引き下げられたことが影響した。

英銀のバークレイズとHSBCホールディングス、スイスの銀行UBSは安 い。仏通信機器メーカーのアルカテル・ルーセントも下落。バンク・オブ・アメ リカ・セキュリティーズがアルカテル株の投資判断を下方修正したことが嫌気さ れた。

ダウ欧州株価指数は前日比1.5%安の382.57と、9月17日以降で最大の値 下がりとなった。ダウ欧州50種株価指数は1.8%下げ、ダウ・ユーロ50種株価 指数は1.7%低下した。

ベアリング・アセット・マネジメント(ロンドン)のアンドルー・コール氏 は、「銀行業界を取り巻く状況は極めて厳しい」とした上で、「最悪の局面は過 ぎたと判断するのは恐らく楽観的過ぎる」と語った。

投資判断引き下げ

スイスの銀行、クレディ・スイスは3.7%安。米サブプライム(信用力の低 い個人向け)住宅ローン危機のあおりを受け、債券やレバレッジド・ローンで 19億ドル(約2200億円)の評価損を計上した。

HSBCは2.7%下落。バークレイズは5.4%下げた。同行が証券部門の評 価損を計上し、業績悪化を明らかにするとの観測が広がった。バークレイズの広 報担当者はコメントを控えた。

UBSは4.4%安。メリルリンチのアナリストらはUBSの投資判断を「買 い」から「中立」に引き下げた。

CIBCワールド・マーケッツのアナリストチームはシティグループ株の投 資判断を引き下げ、同社が資本増強のために減配もしくは資産売却を迫られる可 能性があると指摘した。クレディ・スイスもシティ株の投資判断を引き下げた。

アルカテル

アルカテルは5.4%下落。バンク・オブ・アメリカはアルカテル株の投資判 断を「買い」から「中立」に下方修正した。アルカテルは前日、4000人の追加 人員削減を発表するとともに、ジャンパスカル・ボフレ最高財務責任者(CF O)の辞任を明らかにした。同社の7-9月期は、3四半期連続で赤字決算とな った。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比135.50ポイント(2%)安の6586.10。FTオー ルシェア指数は同64.74ポイント(1.9%)下げて3389.38。

ドイツのDAX指数は138.37ポイント(1.7%)安の7880.85。HDAX指 数は67.49ポイント(1.6%)低下し4046.29。

フランスのCAC40指数は前日比117.03ポイント(2%)下げ5730.92で 終了した。

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