米シティの株価が4年ぶり安値、投資判断引き下げで売り膨らむ(3)

1日のニューヨーク株式市場では、米銀大 手シティグループの株価が4年ぶりの安値に急落。CIBCワールド・マーケ ッツのアナリストチームはシティ株の投資判断を引き下げ、同社が資本増強の ために減配もしくは資産売却を迫られる可能性があると指摘した。モルガン・ スタンレーとクレディ・スイスもシティ株の投資判断を引き下げた。

CIBCとモルガン・スタンレーはいずれもシティ株を売りに指定。クレ ディ・スイスのアナリスト、スーザン・ロス・カツケ氏は買いから保持に推奨 レベルを引き下げた。

シティは先月、第3四半期のローン評価損とトレーディング損失が65億 ドルに達したと表明。アナリストの間では、チャールズ・プリンス最高経営責 任者(CEO)が約束したコスト上昇率を上回る増益は実現しないのではない かとの見方が広がっている。CIBCのメレディス・ウィトニー氏によると、 シティはこの19カ月間で250億ドル以上を買収に費やしてきたほか、損失に 備えた余剰資金が「数十年ぶり」の低水準に落ち込んでいるとして、同社株を 保有するリスクが高まったと説明した。

ウィトニー氏は今年通期のシティの1株当たり利益見通しを3.75ドルか ら3.68ドルに、来年を4.55ドルから4.20ドルに引き下げた。

シティの株価は前日比2.85ドル(6.9%)安の38.51ドル。一時は

38.13ドルまで売り込まれた。

バンク・オブ・アメリカ

CIBCは同時に、米銀2位のバンク・オブ・アメリカ(BOA)の投資 判断も「セクターアウトパフォーム」から「セクターパフォーム」に引き下げ た。

ウィトニー氏は「金融業界全体への長期的な圧迫」を指摘し、BOAの 2008年純利益見通しを7.6%下方修正し、1株当たり4.85ドルとした。ま た来年の利益に基づいた株価収益率(PER)見通しを従来の13倍から10- 11倍に修正した。

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