原油オプション、125ドルへの上昇予想が強まる-100ドルに現実味

原油オプション市場では原油先物相場が年内 に1バレル=125ドルに上昇するとの見方が強まっている。世界の需要が過去最 高水準にある上、中東とナイジェリアからの供給が支障を来たす可能性があるこ とが背景にある。

10月29日現在、行使価格125ドルでの原油先物12月限のコールオプショ ン(買う権利)は2526枚(1枚=1000バレル)となっている。4カ月前はわず か1枚だった。行使価格100ドルのコールオプションも10月30日時点で4万 9744枚と、1月2日時点の3万55枚から増えている。

原油12月限は1日、一時96.24ドルと、1983年の先物取引開始以来の最 高値を更新した。過去1カ月では19%上昇している。在庫減少やドル安に加え、 イラクの政情不安により同国からの原油輸出が停止するとの懸念が背景にある。 イランが核開発問題で輸出制限をちらつかせていることも買い材料。

三菱商事・リスクマネジメント室アシスタントゼネラルマネジャー、アン ソニー・ヌーナン氏(東京在勤)は、原油が100ドルまで上昇する可能性につい て「現実味を増している」と指摘。「もう突拍子もない目標ではない。妥当な目 標だ」と述べた。

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