現代自副会長:韓国ウォンは上昇を続け、収益に打撃-インタビュー

韓国3位の輸出企業、ヒュンダイモーター カンパニー(現代自動車)の金東晋・副会長は1日、ウォン相場が10年ぶりの 高値からさらに上昇し、同社の収益に打撃を与えるだろうとの認識を明らかに した。同社では5台のうち4台が海外で販売されている。

金副会長はウォン上昇について、同社がコスト削減努力を強化する必要が あることを意味していると指摘。副会長によれば、同社の2008年の事業計画は、 ウォン相場が平均1ドル=880ウォンと、今年の計画に用いられた同900ウォ ンの水準から上昇するとの推定に基づいている。ウォンは10月31日に同900 ウォンを突破した。

同副会長はソウルでのインタビューで、「為替問題が最大の障害だ」とし た上で、「為替問題はわれわれの手の届かないところにあり、唯一の解決法は コスト引き下げだ」と述べた。

トヨタ自動車やホンダと競合する現代自は、為替問題に取り組む必要があ る。ウォンの上昇率は、この2年間に円の4倍に達している。現代自は鄭夢九 (チョン・モング)会長の有罪判決を乗り越え、スト回避により07年7-9月 (第3四半期)の45%増益を確保したが、今度はウォン上昇で利益が目減りす る恐れに直面している。

SKセキュリティーズのエコノミスト、キム・ジェユン氏(ソウル在勤) は、「ウォンにはさらに上昇余地がある」と予想し、「880ウォンを付けるの は単に時間の問題だ」と述べた。同氏は、韓国企業は「利益を守るためこれま でにない経費節約に備える必要がある」と指摘している。

ソウル・マネー・ブローカレージ・サービシズによれば、10月31日の外 国為替市場で、ウォンは最大で前日比0.8%上昇し、1ドル=899.60ウォンで 取引を終えた。ブルームバーグのデータによれば、ウォンがこの2年で16%上 昇する一方、円の上昇率は3.6%にとどまっている。

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