GCA:米銀サヴィアンを統合、900億円規模-国際M&Aを強化(3)

国内独立系アドバイザー会社GCAホール ディングスは1日、米投資銀行サヴィアンを経営統合すると発表した。経営統合 はGCAが自社株を活用した株式交換でサヴィアンを吸収合併する「三角合併」 方式で行い、買収総額は900億円規模となる見込み。日本企業が三角合併で海外 企業を買収する初のケースとなる。

経営統合は、新持ち株会社GCAサヴィアングループを設立し、サヴィアン が日本に設立する親会社を株式交換で買収する。新持ち株会社は普通株33万 6219株を発行し、GCA株主に現在の保有株数と同じ18万4920株を、サヴィ アンに残りの15万1299株を割り当てる。このサヴィアンに割り当てる株数に昨 日のGCA株終値59万4000円で算出すると、買収金額は約900億円となる。

GCAはサヴィアンを統合することで、国際的なM&A(合併と買収)業務 の強化を狙う。統合後のグループ規模は、役職員数144人、売上高は130億円。 代表取締役にはGCAの渡辺章博社長が就任し、サヴィアンのトッド・カーター CEOは取締役に就く予定。東証マザーズに上場しているGCA株は2008年2 月26日で上場廃止となり、かわって3月3日に新持ち株会社が新規上場する。

安田投信投資顧問の礒正樹株式運用部長は、日本企業が関係するグローバル なM&A案件が増加している中、「今後、さらに日本企業が海外企業を買収する クロスボーダー案件は増えていくだろう」と予測する。その背景としては、「今 後、日本企業は成長の原動力として海外ビジネスの比率を高めていく動きを見せ ている」と指摘する。

1日午後、都内で会見したGCAの渡辺社長は、「我々はグローバルなM& A案件を獲得していくことによって拡大を目指しており、今回の経営統合は飛躍 的に成長するためのプラットフォームとなる」と強調。今後については「20年 以内にはブラックストーンクラスの会社となりたい」とし、規模拡大に向けてウ ォールストリートの大手投資銀行などから人材を採用していく意向を示した。

--共同取材 東京 日向 貴彦  Editor:Okimoto(eue)

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