ドイツ銀がボーナス基金を縮小、サブプライム問題受けた評価損計上で

ドイツの銀行最大手ドイツ銀行は31日、 ボーナス基金を縮小したことを明らかにした。米サブプライム(信用力の低い個 人向け)住宅ローン問題に関連して21億6000万ユーロ(約3600億円)の評価 損などを計上し、証券部門が5年ぶりの赤字となったことに対応した。

アンソニー・ディ・イオリオ最高財務責任者(CFO)は31日のアナリス ト向け電話会議で、1-6月(上期)に蓄えていたボーナス基金の一部を元に戻 すことで法人・投資銀行部門の第3四半期の人件費を87%削減したと説明した。 同行の株価は31日のフランクフルト市場で3.7%上昇した。

ABNアムロ・ホールディングのアナリスト、キナー・ラクハニ氏はこれに ついて、「従業員を犠牲にして投資家を満足させた」と述べ、「ボーナス基金の 調整を極めて積極的に行っている」と指摘した。

ドイツ銀は、トレーディング損失と評価損の影響で第3四半期の投資銀行部 門の総収入の半分以上が吹き飛んだ。同行の第3四半期の評価損は証券部門の収 入に対する割合でみると、すでに決算発表した大手投資銀行8行のなかでメリル リンチとUBSに次いで3番目に高い。