第3四半期米実質GDP:3.9%増,個人消費が牽引-住宅一段と悪化(2

米商務省が31日に発表した7-9月期 (第3四半期)の実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値は前 期比年率3.9%増加と、2006年第1四半期以来の高水準。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値(3.1%増)を上回り、第2四 半期の3.8%増も若干、上回った。

個人消費は3%増と、前期の1.4%増から伸びが拡大した。金融当局者 が注目する食品とエネルギーを除くコアPCE(個人消費支出)価格指数は第 3四半期に前期比1.8%上昇した。第2四半期は1.4%上昇だった。

企業の設備投資は年率7.9%増、機器・ソフトウエアは2006年第1四半 期以来の高水準となる同5.9%増だった。

サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの混迷による融資基準 の引き上げで、第3四半期末にかけて住宅市場は大幅に悪化、エコノミストら は今後数カ月間で個人消費や企業の設備投資は減速する恐れがあるとみている。

バンク・オブ・アメリカの上級エコノミスト、ピーター・クレツマー氏は、 「あらゆる部門で減速がみられるだろうとの連邦公開市場委員会(FOMC) の見解は今回の統計結果で変わりそうにない」と語った。

第3四半期GDPの寄与度では在庫が0.4ポイント、純輸出が0.9ポイ ントだった。当期の貿易赤字は年率5462億ドルと、2003年第4四半期以来 の低水準を記録した。

一方、住宅投資は年率で20.1%減と引き続き、景気の足を引っ張る要因 となった。GDPへの寄与度はマイナス1ポイント。