TDK:第2四半期純利益は14%増-電子部品が好調、液晶や携帯向け

TDKが31日発表した第2四半期(2007 年7-9月)連結業績(米国会計基準)は、純利益が前年同期比14%増の186 億円となった。薄型テレビや携帯電話などの需要増を背景に電子部品の販売が 好調だった。

売上高は同2.3%増の2264億円。記録メディアの売り上げがテープの需 要縮小もあって同46%減の134億円となったが、電子部品が同8.3%増の2130 億円となりカバーした。営業利益は53%増の310億円と大幅に増えた。テープ や光ディスクなど記録メディアの販売部門を8月に米社に売却し、対価として 相手先の株式と2900万ドル(約33億円)の現金を取得したことも加わり純利 益も伸びた。

記録メディア販売部門の売却先は米記録メディア大手イメーション。T DKとしての同メディア開発・製造は継続し、OEM(相手先ブランドによる 生産)供給を行う。

通期の業績予想は据え置いた。純利益は前期比2.7%増の720億円、売上 高は0.3%増の8650億円、営業利益は13%増の900億円をそれぞれ見込む。

今後もM&A案件

TDKは9月に、アルプス電気からHDD(ハードディスク装置)用の読 み取り部品である磁気ヘッド事業の資産を譲り受けると発表するなど、M&A (企業の合併・買収)に積極姿勢を示している。

31日の決算発表で上釜健宏社長は「弱いところを強化しなければならな い」と語り、今後もこうしたM&A案件が「出てくると思う」と語った。具体 例については言及を避けた。

TDKの31日株価終値は前日比180円(1.9%)安の9390円。