アジア通貨:韓国ウォンとシンガポール・ドルが10年ぶり高水準

31日のアジア外国為替市場では、韓国ウォ ンとシンガポール・ドルがともにドルに対し上昇し、10年ぶり高値となった。米 当局が利下げを継続することによりアジア資産の魅力が高まるとの見方が広がった。

ウォンは対米ドルで上昇し、1997年8月以来で初めて1ドル=900ウォンを 突破した。ドルが世界の主要16通貨すべてに対して下落するなか、ウォンは2カ 月連続の上昇となった。2004年初めからは33%上げている。

ソウル・マネー・ブローカレージ・サービシズによれば、ウォンは一時、前日 比0.8%高の899.60ウォンまで上昇し、1997年8月以来の高値を付けた。ソウ ル時間午後3時現在は900.70ウォンで取引されている。

シンガポール・ドルは今月、アジアの主要17通貨のうち15通貨に対して上 昇。シンガポール通貨庁(MAS、中央銀行に相当)が、インフレ抑制のためにシ ンガポール・ドルの上昇加速を容認するとの観測が広がったことが背景にある。

シンガポール・ドルは米ドルに対し1米ドル=1.4483シンガポール・ドル。 前日のアジア時間では1.4510シンガポール・ドルだった。一時は1.4475シン ガポール・ドルと、1997年7月以来の高値を付けた。月間ベースでは2.5%、年 初来では5.8%上昇した。