内閣府:公債残高、2015年度に対GDP比148.8%に上昇も-試算提示

内閣府は31日、政府が掲げている2011年 度までの国・地方を合わせた基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字 化を達成しても、増税や歳出削減などの財政再建努力を続けなければ国・地方 を合わせた公債残高は15年度には900兆円を超え、対GDP比で148.8%(07 年度は141.4%)にまで上昇する可能性があると指摘する試算を自民党本部で開 かれた財政改革研究会(会長・与謝野馨前官房長官)に提示した。

会合の冒頭であいさつした園田博之政調会長代理によると、試算の提出は 与謝野氏が求めていた。

政府は11年度までの基礎的財政収支の黒字化を達成した後も、2010年代半 ばまでに、国・地方の債務残高について「GDP比の発散を止め、安定的に引 き下げる」ことを掲げている。内閣府が31日提示した試算は、増税などに取り 組まなければこの目標が達成できないことを示していることになる。

与謝野氏は22日に行ったブルームバーグ・ニュースとの単独インタビュー で、「大事なのは2015年という節目の年をどういう状況で乗り越えていけるか ということだ」と言明。基礎的財政収支の黒字化は「マラソンランナーでいえ ば10キロ地点を無事通過するという話だ。そこから先の長い道のりについても、 きちんと物の考え方を出す時期に来ている」と述べ、11年度以降の財政健全化 計画を早急に具体化すべきだとの意向を示していた。