仏サノフィ7-9月期:9%増益-「プラビックス」シェア回復(2)

フランスの製薬最大手、サノフィ・アベ ンティスが31日発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、前年同期 比9%増益となった。抗血栓薬「プラビックス」が、ジェネリック(後発医薬 品)メーカーから市場シェアを取り戻したことやワクチンの売り上げ増が寄与 した。同社は通期の業績予想を上方修正した。

同社の電子メールでの発表によれば、純利益は18億5000万ユーロ(1 株当たり1.37ユーロ)と、前年同期の17億ユーロ(同1.26ユーロ)から増 加した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリストの予想中央値では、 17億1000万ユーロが見込まれていた。売上高は1.8%増の70億3000万ユー ロ。

同社は4月に入眠剤「アンビアン」(日本名マイスリー)の特許権保護を 失って以降、利益拡大を目指し、コスト削減や自社株買いを実施している。ま た12年の終わりまでには、06年の売上高の約半分を占めた製品に関してジェ ネリックとの競争に直面する。米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が、サ ノフィの製品で最も将来性が期待される肥満治療薬「アコンプリア」の米国販 売を承認するべきではないとFDAに勧告したことで、同社には新薬開発への 圧力が強まっている。

ヘルビアのアナリスト、アンドルー・フェローズ氏(ロンドン在勤)は、 決算発表前のインタビューで、「特許切れや技術革新の欠如という点から考え ると、欧州医薬品業界でサノフィは最悪の状況下にある企業の1つだといえ る」と指摘した。

プラビックスの売上高は13%増の6億1400万ユーロで、ワクチンは 49%増の9億4300万ユーロだった。

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