ドイツ銀の7-9月期:31%増益-税額控除や資産売却益が寄与

ドイツの銀行最大手、ドイツ銀行が31日発 表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、前年同期比31%増益となった。 投資銀行部門は5年ぶりの赤字となったものの、税額控除や資産売却益の計上 が業績を支えた。

純利益は16億2000万ユーロ(1株当たり3.31ユーロ)で、前年同期の12 億4000万ユーロ(同2.43ユーロ)から増加した。同行は10月3日、純利益が 14億ユーロを超えるとの見通しを明らかにしていた。

米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題関連で21億6000 万ユーロの評価損・トレーディング損失が発生したものの、ドイツの税制改正 による恩恵や北米本部の売却益がその影響を和らげた。

ヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「今後も課 題が残っていることは疑いがない」と述べ、「第4四半期は好調なスタートを切 っており、市場は正常に機能しているとみられる。08年の財務目標達成に向け て全力を尽くすことをあらためて確認する」との見解を示した。

ドイツ銀の評価損は証券部門の収入に対する割合でみると、すでに決算発 表した大手投資銀行8行のなかでメリルリンチとUBSに次いで3番目に高い。 債券・株式部門で15億6000万ユーロの評価損とトレーディング損失が発生し たことから、セールス・トレーディング収入は62%減少した。同行はレバレッ ジド・ローンでも6億300万ユーロの評価損を計上した。

投資銀行部門は、1億7900万ユーロの損失。前年同期は10億3000万ユー ロの黒字だった。消費者向け銀行部門と資産運用部門、トランザクション・バ ンキング部門の税引き前利益の合計は前年同期比35%増の8億3200万ユーロ。

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