豪BHP:鉄鉱石指数の導入を検討-価格交渉に影響との見方も(2)

世界最大の鉱山会社、オーストラリアのB HPビリトンが、鉄鉱石指数の導入を目指していることが31日、明らかになっ た。鉄鉱石需要は2015年まで供給を上回ると予想されており、アジアの鉄鋼メ ーカーにとって、鉄鉱石の年次価格の引き上げ合意への圧力が強まりそうだ。

BHPの広報担当者、エマ・ミード氏は同日、電子メールで送付した文書 で「西オーストラリア州産の鉄鉱石に関して検討している。明らかにことしの 価格交渉には関係ない」としている。

BHPが導入を検討している指数は鉄鉱石の現物価格に基づくもので、年 次価格の設定に利用される可能性もある。中国の需要拡大を背景に、鉄鉱石の 現物価格は先月、2007年度(07年4月-08年3月)の指標価格の3倍強に上昇 した。宝鋼集団など中国の鉄鋼メーカーは、鉄鉱石の供給業者であるBHP、 英豪系リオ・ティント・グループ、ブラジルのバレ・ド・リオドセ (CVRD) との価格交渉を来月から開始する。

ナショナル・オーストラリア銀行(メルボルン)の鉱物・エネルギー担当 エコノミスト、ジェラード・バーグ氏は31日のインタビューで「指数が導入さ れれば、鉄鉱石市場において供給業者がより優位に立つ可能性がある」と指摘。 「(アジアの鉄鋼メーカーが)簡単に受け入れるとは考えにくい」との見方を示 した。