駐車場綜研株の初値は公募比2.9倍、成長継続を期待-上場2日目(2)

更新日時

30日に東証マザーズ市場へ新規上場した 駐車場綜合研究所は、上場2日目の31日に売買が成立。午前10時16分すぎ に付いた初値は7万7500円と、公開価格(2万7000円)の2.9倍に相当する 評価を受けた。初値形成後は公募で購入した投資家が売り注文を出しているも ようで株価が乱高下しているが、駐車場関連市場の規模が拡大するとの期待も あり、同社の成長が継続するとみた向きが買いを入れているようだ。

午後1時20分現在の株価は6万9000円で、出来高は1万8448株。初値 形成直後に7万9100円まで買われたが、20株単位の売り注文が断続的に出て おり、株価7万円を挟み荒い動きをしている。

参入企業増もまだまだ成長余地

パーク24や日本駐車場開発などの駐車場関連銘柄をカバーするいちよし 証券経済研究所の荒関誠人シニアアナリストは、直近の業界動向について、 「パーキングビジネスに参入する企業が増えており、既存企業の採算が悪化し ている」と解説、企業ごとに成長スピードが異なり始めたという。

一方で荒関氏は、「パーキングビジネスの市場規模は大きく、まだまだ成 長余地がある。再編なども期待できる」と指摘、企業の戦略に応じて明暗が分 かれるとみている。

駐車場を運営する既存の上場企業は、現在、株価収益率(PER)14-22 倍で評価されている。主要各社のPER水準は、パーク24が22.6倍、日本 駐車場開発が14.5倍、パラカが17.2倍。荒関氏によると、現状は「成長のス ピードに応じて妥当なPERが想定され、株価形成が進んでいる。日駐などは 配当利回りが高いこともサポート要因になっている」という。

駐車場綜研の今期1株利益(EPS)予想は2735円71銭。このため初値 で算出したPERは28倍に当たる。

同社は1998年設立。首都圏や近畿を中心に収容台数が300台以上の大型 駐車場の管理運営を手掛ける。前期(07年3月期)末時点での管理運営物件数 は30件(関東20件、中部1件、近畿9件)。

駐車場綜研は上場に際し、5500株の公募と、5500株の売り出しを行った。 これとは別にオーバーアロットメントによる追加売り出しで1650株がある。 主幹事は大和証券SMBC。

-- Editor:inkyo

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 鷺池 秀樹 Hideki Sagiike +81-3-3201-8293 hsagiike@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先:

大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net

Nicolas Johnson +81-3-3201-8343 nicojohnson@bloomberg.net