三菱UFJ証石井氏:米利下げ0.25%が妥当-株高・債券安で反応か(2)

三菱UFJ証券の石井純チーフ債券ストラ テジストは31日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、米国でこの 日に結果発表が予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)や、日銀金融 政策決定会合の予想、債券相場の見通しなどに関して、以下のように語った。

米国のFOMCの利下げ観測について:

「引き続き0.25%の利下げありと予想している。経済事情が徐々に悪化し ていることを考えると、前回も必要な処置を講ずるといっているので、0.25% の追加利下げが妥当ではないか」

米利下げ後の市場の反応について:

「株高・債券安になるのではないかと予想している。前回の第1次利下げ の後もそうだったが、利下げを好感して株価が上がりそうなので、景気に対し ては楽観論がいったん出るのではないか。それに加えて債券市場では、材料の 出尽くし感がいったん出るので、利益確定売りが先行しそうだ。あす以降、株 高・債券安を注意したい」

日銀金融政策決定会合について:

「決定会合は金利の据え置きを賛成多数で決めるだろう。引き続き世界経 済の不確実性が大きいという判断だと思う。展望リポート(経済・物価情勢の の展望)の方は、足元のGDP(国内総生産)成長率と消費者物価の見通しを 今年度分、若干引き下げる一方、来年度以降は持続的な景気拡大と緩やかな物 価上昇という見方を示すと思う」

日銀金融決定会合の決定に対する市場の反応は:

「予想通りであれば、動きづらいと思う。3時半から福井俊彦日銀総裁の 記者会見があるが、引き続き金利の水準調整に向けた強い意欲を示すと思う。 夕方には神経質になる場面もあるかもしれない」

あすの10年債入札について:

「米国市場では経済指標が住宅など少し悪かった。きょうの日本でも住宅 統計が出て、法改正の影響で大幅なマイナスが続く見込みなので、どちらかと いうと少し金利弱含みのバイアスかと思う。ただ、あすには10年債の入札を控 えているので金利が下がる、あるいは相場が上がる場面では着実にヘッジ売り を入れておこうという動きが出るのではないか」