米ゴールドマン:原油は利益確定売りの時期、29日の最高値更新受け

米ゴールドマン・サックス・グループは 30日、ニューヨーク原油価格が前日に1バレル=93.80ドルの最高値に上昇し たのを受け、「利益確定売りの時期」だとの見方を示した。同社は7月、原油 価格が95ドルに上昇する可能性を指摘していた。

ロンドン在勤のジェフリー・カリー氏は30日付のリポート、「エナジ ー・ウィークリー」で、「原油価格の短期的な上昇余地について、今は一段と 慎重な見方をとっている」とし、「ここがピークだとは言わないが、利益確定 売りを行うべきだ」と述べた。

ゴールドマンは、ニューヨーク原油先物のロングポジション(買い持ち) の解消を進めていることも明らかにした。ヘッジファンドなど大口投機家の間 で原油高観測が強まるなか、原油相場は年初以降51%上昇している。同社は 2005年3月、原油相場が需要増加を追い風に、大幅に急上昇する局面に入ると 予想し、数年以内に105ドルを付ける可能性を指摘していた。

30日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)では、原油先物相場(12 月限)は、前日比3.15ドル(3.4%)安の90.38ドル。08年3月限は87.99ド ル、08年12月限は82.92ドル。ゴールドマンはリポートで、「当社が08年1 -3月期末目標に織り込んだ下落リスクが、勢いを付け始めている」とし、 「輸出の増加や米景気の減速、適正水準のヒーティングオイル(暖房用油)在 庫」をリスク要因として挙げた。