ウォール街の07年ボーナス、「若干」の減少へ-信用市場混乱のあおり

ニューヨーク州のトマス・ディナポリ会計 検査院長が30日発表したリポートによると、ウォール街の今年のボーナスは「若 干」の減少となる見通しだ。信用市場混乱で証券会社の利益が縮小したためだ。

ディナポリ院長によれば、ボーナス用の資金の減少は、金融業界の2007年 1-6月(上期)の好業績のおかげで小幅に抑えられる見込み。住宅金融業界 のボーナスはより大きく減少する一方で、投資銀行のボーナスは昨年よりも増 える可能性があるという。

リポートによるとまた、金融業界の雇用者数は07年1-9月に1万人増え た。

ディナポリ院長は発表資料で「今年は、上期の堅調が7-9月(第3四半 期)の減速でブレーキをかけられた」と解説している。

ブルームバーグ・ニューヨーク市長は、ウォール街の利益減少を見込み、 市の採用を凍結し、各機関の今年と来年の予算を縮小させた。リポートによる と、金融業界は同市の07年度(06年10月-07年9月)税収の9%を占めた。 ニューヨーク州では割合は約20%。

リポートは、10-12月(第4四半期)にはウォール街の雇用減が加速し、 市と州の財政に影響する可能性があるとして、「第4四半期の動向が今年の結 果を決め、08年の基調になる」と書いている。

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