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原油価格はOPECの目標反映せず、100ドル予想しない-ハミリ議長

石油輸出国機構(OPEC)は30日、現 行の原油相場が同機構の目標を反映していないとの認識を示した。OPEC加 盟国の産油量は世界全体の約40%。

OPECのハミリ議長はロンドンで開かれた会合で、OPECには安定し た価格で世界に石油を供給する「義務」があると言明。市場が必要とする石油 が増えれば、日量350万バレルの余剰生産能力を活用して供給を拡大するとの 方針を明らかにした。

同議長は、OPECは生産者と消費者のために「安定した」価格を確保す る「責任を担っていると認識している」と説明。また、近い将来原油相場が1 バレル当たり100ドルに達することはないとみていると述べた。

OPECは9月11日に、相場上昇を抑えるため11月1日から日量50万バ レル増産することで合意。しかし、増産合意後も上昇には歯止めが掛かってお らず、原油価格はその後も20%値上がりし、29日のニューヨーク原油先物相場 は1バレル=93.80ドルと、日中の過去最高値を記録した。

ハミリ議長はインタビューで、9月に決定した増産は「効果を表しておら ず」、新たに日量50万バレル増産しても、相場の「鎮静化」につながらないと 指摘。OPECは可能な対策を実行済みで、必要なのは製油所の拡充だとの考 えを示した。

OPEC加盟国はサウジアラビアの首都リヤドで11月17日に首脳会議を 開催する。ハミリ議長によると、同会議で生産枠に関する決定が下されること はないが、加盟国の閣僚は原油市場について協議する見通し。生産枠について 協議する総会は、12月5日にアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで開 かれる予定。

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