中国SMICの7-9月期:2560万ドルの赤字-価格下落が響く

半導体ファウンドリー(受託生産)中国最 大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)が30日発表した2007年7-9月(第 3四半期)決算は、コスト削減が半導体メモリー価格下落による影響を緩和し、 赤字幅は前年同期から縮小した。

発表資料によれば、純損益は2560万ドル(1ADR当たり6.9セント)の 赤字。前年同期は3600万ドル(同9.8セント、修正値)の赤字だった。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめたアナリスト6人を対象にした調査では、平均で 1540万ドルの赤字が見込まれていた。売上高は前年同期比6.1%増の3億9140 万ドルだった。

SMICは収益率改善のために、携帯電話やゲーム機器などに使われる収益 性の高いフラッシュメモリー(電気的に一括消去・再書き込み可能な読み出しメ モリー)に重点を移している。同社はまた減価償却費の算出期間を延長した。

UBSのアナリスト、ウィリアム・ドン氏(台湾在勤)は決算発表前に、 「DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)価格の下落 が半導体メーカーに打撃を与えた」と指摘した上で、「在庫積み増しにやや慎重 になる顧客企業もあるだろうから、第4四半期も価格の下落は続くだろう」と語 った。

7-9月期の粗利益率は10.8%と、前年同期の8.9%から改善した。4-6 月期は10.3%だった。

30日の香港市場ではSMIC株は前日比1.1%安の89セントだった。年初 からは12%下落している。