10月のドイツ失業率:8.7%に低下-失業者数は前月比で4万人減

ドイツ連邦雇用庁(FLO)が30日に発 表した10月の雇用統計によると、失業率(季節調整済み)は8.7%と、14年ぶ りの低水準となった。前月は8.8%だった。エコノミストも8.7%への低下を見 込んでいた。

失業者数(季節調整済み)は前月比で4万人減少し366万人となった。ブル ームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト37人の調査中央値では、3万人 減と見込まれていた。

国内企業は、ドイツ製の機械や自動車に対するアジアや欧州の需要に対応す るため、設備投資と雇用拡大を進めてきた。ドイツ卸売・貿易業連合会(BG A)は、ドイツの成長鈍化が見込まれるものの、今年の海外からの受注が10% 増加し、来年には1兆ユーロを超えるとの見通しを示した。

ドイツDAX指数はフランクフルト時間午前10時20分(日本時間午後6時 20分)現在、0.2%安の7998.03。

世界的な成長減速を背景に、ドイツの来年の経済成長は鈍化が見込まれる。 25日に発表された政府予想によれば、ドイツの08年成長率は2%と、07年の

2.4%から減速する見込みだ。ドイツのグロス経済技術相は、失業者数が今年約 70万人減少し、来年29万5000人減少する見通しだと述べている。

ユーロの上昇がドイツの輸出競争力を低下させるうえ、エネルギー価格の上 昇が成長の重しとなるなか、10月のドイツの企業景況感は1年8カ月ぶりの低 水準となった。グロス経済技術相は、ユーロもしくは原油の相場が急上昇した場 合、「問題」が生じると指摘した。

ユーロは対ドルで年初来9%上昇しており、30日の外国為替相場では1ユ ーロ=1.4427ドルを付けた。原油相場は29日、1バレル=93.80ドルと、最高 値を更新した。