日興:7-9月の純利益は2.4倍の241億円-投信関連や投資回収で(3)

国内証券第3位の日興コーディアルグルー プが29日に発表した第2四半期(2007年7-9月)連結決算によると、純利益 は前年同期比2.4倍の241億円となった。投資信託の残高増に伴う手数料収益の 好調や自己資金投資業務で投資先企業の売却益が寄与した。1月に米シティグル ープの完全子会社になるのに伴う税負担の軽減も利益を押し上げた。

第2四半期の営業収益は同17%増の1383億円。委託手数料は同3.4%増の 153億円、トレーディング収益は同67%増の170億円。一方で引き受け・売り出 し手数料は同52%減の48億円、募集・売り出し手数料は同28%減の117億円だ った。西武ホールディングス株式の一部売却などによる有価証券売買益164億円 を計上した。9月中間期(4-9月)の純利益は同48%増の334億円。

日興は08年1月に三角合併で米シティグループの完全子会社となる。現在 の日興子会社がシティの連結対象に変わるのを機に税効果メリットを先取りする。 日興株は東京、大阪、名古屋の各証券取引所で上場廃止となるが、代わってシテ ィ株が11月5日に東証に上場する。シティは日本で現地法人化したシティバン ク銀行と日興を傘下に置き、銀行・証券業務を総合的に展開する。

日興のジョン・ダーキン財務部門執行役(CFO)は決算会見で、「サブプ ライム問題による世界的な株式相場の下落など厳しい環境にあったが、アセット マネジメント部門の拡大によって増収増益を確保できた」と振り返った。今後の シティとの連携については「統合効果を発揮するため積極的に活動する」と述べ た。米サブプライム問題の影響はほとんどなかったという。

会社別の第2四半期の業績は、日興アセットマネジメントでは投信残高の積 み上がりで信託報酬など92億円増の245億円に拡大し、純利益が前年同期比

76.5%増の27億円となった。一方、日興コーディアル証券が株式委託や投信販 売が低迷し同15.3%減の81億円、法人専門の日興シティグループ証券が株式や 債券の引き受け業務が不調で34億円の赤字となった。

--共同取材:日向 貴彦 Editor: Hirano(tue)

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