香港、米ドルに対する香港ドルの許容変動幅拡大も-INGコンドン氏

INGグループのアジア調査責任者、テ ィム・コンドン氏は29日、香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)が、 外国為替市場での介入の必要性を減らすため、米ドルに対する香港ドルの許容 変動幅を拡大する可能性があるとの見方を示した。

HKMAは先週、24年間続いている香港ドルの米ドルとのペッグ(連 動)制を維持するため、15億5000万香港ドル(約228億円)の香港ドル売 り・米ドル買いを実施した。HKMAが市場介入に踏み切ったのは2年ぶり。 コンドン氏によれば、香港ドルの許容変動幅は1米ドル=7.75-7.85香港ド ルで、中国株式市場が世界中から投資を引き付けていることから、香港ドルに 上昇圧力がかかっている。

コンドン氏は、シンガポールからのインタビューで「HKMAは、市場 介入の圧力を減らそうとしている」と指摘し、「そのための一つの方法は、許 容変動幅の拡大だ」と述べた。

香港株式市場への海外からの投資や中国企業の新規株式公開(IPO) で、香港ドルは6月30日以降米ドルに対して0.8%上昇しており、香港政府 がペッグ制を廃止するとの観測が高まっている。香港の曽蔭権(ドナルド・ツ ァン)行政長官とHKMAの任志剛(ジョゼフ・ヤム)総裁は年初来、ペッグ 制の維持を表明している。

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