NY原油時間外:再び最高値、92.79ドル-ブレントも最高値更新

ニューヨーク原油先物相場は、29日の時間 外取引で過去最高値を更新し、1バレル当たり92.50ドルを上回った。トルコ の外相が28日、同国政府はイラク北部に拠点を置くクルド人武装勢力の鎮圧に 向けて、軍事行動を含む「あらゆる選択肢」を検討していると述べたことを受 けて上昇した。

トルコのババシャン外相は、イランのモッタキ外相とテヘランで会談後、 「忍耐は限界に達した」と語った。また、イタリアの石油会社ENIは、ナイ ジェリアで武装勢力が補給船を攻撃し、同社の従業員6人を拘束したと発表。 これを受け、ナイジェリアの原油供給が中断するとの懸念が高まっている。

豪コモンウェルス銀行(シドニー)の商品ストラテジスト、デービッド・ ムーア氏は「トルコと米国、イラクの協議は依然、進められている」と述べ、 「ナ イジェリアでは石油会社の従業員が何人か拘束されたとする報道もある。原油 相場にとってすべてが強材料となっている状況で、この情報は相場をつり上げ る一方だ」との見方を示した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場12月限は、29日の 時間外取引で、前週末比最大93セント(1%)上昇し、最高値の92.79ドルに 達した。シンガポール時間午前10時14分現在、92.63ドルで取引されている。

26日は、前日比1.40ドル(1.6%)高の91.86ドルと、終値ベースで最高 値を更新した。一時は92.22ドルと、日中最高値に達した。12月限は先週、週 間ベースで5.6%上昇した。前年同期比では58%高い水準となっている。

また、ロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)の北海ブレント原油先 物12月限も、前週末比最大93セント(1.1%)高の1バレル当たり89.62ドル と、最高値に達した。シンガポール時間午前9時45分現在、89.36ドルで取引 されている。

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