時価総額で世界上位10社のうち中国企業が5社に-中国人寿保険入る

中国最大の保険会社、中国人寿保険の時 価総額が29日に米AT&Tを上回り、時価総額で世界上位10社のうち中国企 業が5社を占めることになった。米企業は3社にとどまっている。

中国では指標となる株価指数が年初来でほぼ3倍に達しており、証券当局は 16日、中国の資本市場が「多大なリスク」を抱えていると警告している。中国 では銀行預金金利を上回るインフレ率への対策として、また同国の高成長による 恩恵を受けようと、個人が2兆3000億ドル(約263兆円)の貯蓄を株式投資 に振り向ける傾向が強まっている。

米投資会社ビーランド・インタレスツのジム・ロジャーズ会長も「中国は最 も興奮させられる経済国の1つ」と評し、「市場参加者は将来の成長を見込んで 投資を惜しまない」と指摘している。

中国人寿保険の株価は現地時間午前11時2分(日本時間午後零時2分)現 在、香港市場で前週末比2.2%、上海市場で同5.3%それぞれ上昇し、時価総 額は1兆9200億元(2568億米ドル=約29兆3300億円)となった。米通信 サービス最大手のAT&Tは2529億ドルとなっている。

世界上位10社に入っているのは現時点で中国人寿保険のほか、石油会社の ペトロチャイナ(中国石油)、携帯電話サービス会社チャイナ・モバイル(中国 移動)、中国工商銀行、石油精製の中国石油化工(Sinopec)。このうち 売上高で上位50社に入るのは2社だけだ。