カルソカン株が続伸、日産自の増産基調に期待感-9月中間は最終赤字

日産系で最大の部品会社、カルソニックカ ンセイの株価が先週末比34円(5.9%)高の614円と続伸。モデルミックスの悪 化で自動車部品の採算が悪化しているほか、マフラーの不具合による処理費用な ども影響して9月中間期最終損益は61億円の赤字となったもよう。もっとも、 日産自動車の生産拡大の恩恵から通期(2008年3月期)業績も従来予想を維持 したことなどで、業績期待からの買いが先行している。

26日に発表した9月中間期業績予想(期初時点では未公表)によると、連 結売上高は前年同期比16%増の3800億円、営業利益は74%減の11億円、当期 損益は61億円の赤字(前年同期は3億2900万円の黒字)となったもよう。

同社経理本部の羽鳥伴彦経理グループ部長は、「06年度の新モデルの採算 が従来の車種に比べて見劣りすることが響いた」と述べた。このほか、品質問題 処理費用26億円や特別退職加算金約38億円を特別損失に計上することも利益を 押し下げる。11月から受け付けるセカンドキャリア支援制度は約1800人を対象 としており、400-500人程度の応募を見込んでいる。

ただ、今期(08年3月期)業績は従来予想の売上高7400億円(前期比

5.6%増)、営業利益140億円(同14%増)、当期利益30億円(同19倍)を据 え置いた。羽鳥氏は「日産のグローバル増産基調や06年度新モデルの合理化効 果が貢献し、上期の遅れを下期で取り戻せる」と指摘した。

野村証券金融経済研究所の森脇崇アナリストは26日付の投資家向けメモで、 「7-9月期連結営業利益は21億円と4-6月期の10億円の赤字から黒字へ転 換したもよう」と指摘。着実に業績が回復に向かっていると評価した。

同金融研では、カルソカンの投資判断「2(買い)」を継続した。

なお、カルソカンの主要納入先である日産自動車が26日に発表した第2四 半期(7-9月)連結営業利益は前年同期比12%増加した。新車投入で北米や 新興国での販売が伸びた。

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