ロンドン外為:ドル,対ユーロで最安値更新-今週にも米利下げとの観測

26日午前のロンドン外国為替市場では、ド ルがユーロに対し、最安値を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)が今週、 米住宅市場の冷え込みが米景気減速につながるのを防ぐため追加利下げを実施す るとの観測が広がった。

米ドルは対カナダ・ドルで33年ぶりの安値、対オーストラリア・ドルで23 年ぶりの安値をそれぞれ付けた。トレーダーらの間で今月31日の米追加利下げ の公算が強まったことから、米2年国債の利回りは、主要7カ国(G7)の債券 のうち、日本国債に次ぐ低水準となった。

BNPパリバの為替ストラテジー責任者のハンスギュンター・レデカー氏は、 「ドル安は今後も続くだろう」として上で、「市場を主導しているのは金利と金 利格差で、これらが他の通貨を対ドルで支えている」と指摘した。

ドルはユーロに対し一時、1ユーロ=1.4438ドルとユーロ導入以来の最安 値を付けた後、ロンドン時間午前9時40分(日本時間午後6時40分)現在、1 ユーロ=1.4412ドルで推移している。26日ニューヨーク時間は1.4393ドルだっ た。レデカー氏は年末までに1.50ドルまで下落すると予想している。

ドルは円に対しても1ドル=114円28銭と、前週末の114円19銭から上昇 している。