メキシコのセメックス:7-9月期は7%減益-米住宅市場減速が響く

世界3位のセメントメーカー、メキシコ のセメックスが25日発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、前年同 期比7%の減益となった。米住宅市場からの需要鈍化に加え、142億ドルを投 じたオーストラリアの建築資材メーカー、リンカー・グループの買収に関連し た金利コストが響いた。

純利益は7億8000万ドル(1ADR=米国預託証券=当たり1.04ドル) と、前年同期の8億3600万ドル(同1.15ドル)から減少した。売上高は前年 同期比31%増の61億ドル。7-9月期決算にはリンカーの販売実績が初めて 加えられた。

セメックスは7月に資金借り入れにより、リンカーを買収。同買収とメキ シコや英国での売上高増加で、米市場減速の影響が一部相殺された。9月の米 住宅着工件数は14年ぶりの低水準となった。前年同期の利益は約2億1000万 ドルの一時的利益に押し上げられていた。

スペインのバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)傘 下の現地証券会社のアナリスト、フランシスコ・チャベス氏は24日のインタビ ューで、利益に最も響いているのは「リンカー買収向け債務による金利コスト 上昇だ」と指摘した。同氏のセメックス株に対する投資判断は「買い」で、同 社株は保有していない。

ブルームバーグがまとめたアナリスト7人の予想平均値では、1ADR当 たり利益は0.95ドル、売上高は61億7000万ドルが見込まれていた。

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