米カントリーワイド:来期黒字化予想で株上昇、赤字決算こなす(2)

米住宅金融最大手カントリーワイド・ファ イナンシャルが26日発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は過去25年 で初の赤字に陥ったが、10-12月期と2008年に黒字化するとの見通しを明ら かにしたことから、株価が上昇。一時は2000年5月以来で最大の値上がりを 記録した。

発表資料によると、純損失は12億ドル(1株当たり2.12ドル)。前年同期 は6億4760万ドル(同1.03ドル)の黒字だった。当期の1株当たり利益には 期中に発行した転換優先株の影響は含まれていない。アナリスト予想では、モ ルガン・スタンレーのケネス・ポズナー氏が最大で1株当たり3.47ドルの純損 失を見込んでいた。

同社の株価は年初からほぼ70%下落した。同社は深刻な住宅市場の冷え込み でローン需要が大幅に減退。同社は資金調達が困難になり、今年8月には信用 供与枠から115億ドルを引き出した。

ニューヨーク株式市場でカントリーワイド・ファイナンシャルの株価は午前 9時46分現在、前日比2.09ドル(16%)高い15.16ドル。

デービッド・サンボル社長は7-9月期業績が「底だった」と述べた。同社 によると10-12月期は希薄化後1株当たり25-75セントの利益が見込まれて おり、2008年には株主資本利益率(ROE)が10-15%と予想されている。