大和証G:第2四半期純利益は14%減の147億円-法人業務が不振(3)

国内証券第2位の大和証券グループ本社が 26日に発表した第2四半期(2007年7-9月)連結決算によると、純利益は前 年同期比13.5%減の147億円となった。株式の委託や投資信託の販売手数料は 増加したが、株式などの引き受け・売り出し手数料やトレーディング損益など法 人向け取引業務が振るわなかった。米サブプライム問題も減益要因となった。

第2四半期の連結営業収益は、前年同期と同じ2117億円だった。株式投信 の販売の好調などで募集・売り出し手数料は前年同期24%増の97億円、株式の 委託手数料は17%増の229億円と増えた。しかし、引き受け・売り出し手数料 が同49%減の64億円に落ち込んだほか、トレーディング益も同35%減の244億 円にとどまった。9月中間(4-9月)は同4.9%増の421億円だった。

同日会見した岩本信之取締役兼執行役(CFO)は、「インベストメントバ ンキング部門は厳しい環境下にあったが、投信残高の積み上がりなどリテール部 門が収益に寄与し、一定の業績を残すことができた」と総括。サブプライムロー ンへの直接的な投資はないが、「保有する社債など債券のスプレッドが広がり、 この影響で約15億円の評価・売却損がでた」という。

第2四半期を部門別でみると、リテールの大和証券の純利益は前年同期比 33%増の106億円だった。これに対し、法人向けの大和証券SMBCは四半期で 5年ぶりとなる21億円の赤字(前年同期は85億円の黒字)に転落した。米サブ プライムローン問題の余波で、仕組み債組成用の保有債券が積み上がっていたと ころ急激な円高が重なり、為替ヘッジコストなどで156億円の損失が出た。

ブルームバーグ・データによると第2四半期では、大和証券SMBCは日本 企業が関連するM&A(合併・買収)のアドバイザー(FA)実績で、三越と伊 勢丹の経営統合など38件を獲得してトップ。一方、国内市場での株式関連の引 き受け実績では9件、550億と前年同期の19件、2167億円から急減し、野村ホ ールディングスと米シティグループに次いで3位だった。

--共同取材:日向 貴彦 Editor:Hirano(tue)

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