NY原油:時間外で最高値更新、91ドル台-在庫減や対イラン制裁で

ニューヨーク原油先物相場は、26日の 時間外取引で過去最高値を更新し、1バレル当たり91ドル台に乗せた。米国 の原油在庫が予想外に減少したことに加え、中東からの原油供給が中断すると の懸念が高まったことが相場を押し上げた。

米エネルギー省(DOE)によると、先週の米国の原油在庫は529万バレ ル減の3億1660万バレルと、1月以来の低水準となった。米政府の対イラン 制裁強化や、トルコによるイラクのクルド人武装勢力への攻撃警告、ドル相場 の下落も原油相場の上昇要因となった。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の商品ストラテジスト、 マーク・パーバン氏は「市場関係者は特に、原油在庫が約500万バレル減少し たことに驚いている。これほどの減少はだれも予想していなかった」と述べ、 「中東情勢に対する懸念も高まっているが、ドル相場の下落も上昇要因になっ ている。完全に強材料がそろっている」との見方を示した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場12月限は、26日 の時間外取引で、前日比最大64セント(0.7%)高の1バレル当たり91.10ド ルと、1983年の取引開始以来の最高値に達した。シンガポール時間午前7時 36分現在、90.78ドルで取引されている。

25日は、同3.36ドル(3.9%)急騰し、90.46ドルと、終値ベースで最 高値を更新した。上昇率は4月23日以降で最大だった。