中国は今年6回目の利上げ実施か、7-9月の11.5%成長で-BN調査

中国人民銀行は、7-9月期の経済成長率 が11.5%に達したのを受け、株高やインフレを抑制するため今年6回目の利上 げに踏み切る可能性が高い。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査によれば、回答し た17人中16人が、人民銀は1年物の基準貸出金利を現行の7.29%から7.56% に引き上げると予想した。1年物預金金利も3.87%から4.14%に引き上げられ る公算が大きい。

胡錦濤国家主席は、貿易黒字の拡大を受けて株式相場が上昇するなか、現 在の好景気が大幅に悪化する事態の回避に取り組んでいる。景気の急激な失速 は、数百万人規模の失業者を生み、銀行に不良債権を抱えさせ、共産党の影響 力低下につながりかねない。

スタンダード・チャータード銀行(上海)の上級エコノミスト、スティー ブン・グリーン氏は「デフレよりもインフレのリスクの方が引き続き強い」と 指摘。「再利上げするのに適切なタイミングだ」との見方を示した。

回答したエコノミストのうち3人は、7-9月期の国内総生産(GDP) 統計が25日発表されたのを受け、26-28日に利上げが実施されると予想した。 GDP成長率は3四半期連続で11%超。9月のインフレ率は6.2%と、人民銀 が目標とする3%の2倍以上だった。

人民銀の周小川総裁は先週、これまでよりも大幅かつ頻度の高い利上げを 実施する可能性を明らかにするとともに、資産価格に対する懸念を表明した。 中国株市場の時価総額は今年に入り、昨年の同国のGDPに匹敵する2兆5000 億ドル(約286兆円)の増加となっている。資産家ウォーレン・バフェット氏 は今週、投資家に「警戒」を促がした。

預金準備率

人民銀は政策金利とともに預金準備率も引き上げている。現行水準は13%。 再引き上げを予想したエコノミストは13人中12人に上った。

7-9月期の成長率は、約12年ぶりの高水準だった4-6月期の11.9%か ら低下。9月のインフレ率も、ほぼ11年ぶりの高水準だった8月の6.5%を下 回ったが、ゴールドマン・サックス・グループの上級エコノミスト、リアン・ ホン氏(香港在勤)は「経済成長とインフレは若干落ち着いたが、政策当局者 が満足できる水準を依然として上回っている」と述べた。

1-9月の固定資産投資額(都市部)は前年同期比26.4%増と、昨年1年 間の同24.5%増を上回る伸び。9月の鉱工業生産は前年同月比18.9%増と、3 カ月ぶりの大幅な伸びだった。

-- Editor: Panckhurst (rhh)

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