【注目株】ソニー、キヤノン、王子紙、シャープ、野村H、新生銀(2

26日の材料銘柄は以下の通り。

ソニー(6758):第2四半期(7-9月)連結業績(米国会計基準)は、 純利益が前年同期比44倍の737億円となった。ゲーム部門の赤字をエレクト ロニクス部門の黒字などで埋め合わせたうえ、土地売却益も計上した。ノート パソコン向け電池回収負担の発生で大打撃を受けていた前年同期から様変わり した。通期業績予想を上方修正し、純利益は前期比2.6倍の3300億円を見込 む。前回予想からは100億円の積み増し。

キヤノン(7751):第3四半期(7-9月)の連結純利益は前年同期比

8.9%減の1053億円。デジカメやカラー複合機、プリンターなど主力製品の販 売が好調だったものの、外貨建債権の評価替えに伴う為替差損の拡大や研究開 発費の増加などが響いた。今期(07年12月期)業績予想は売上高を下方修正 したが、純利益は据え置いた。

王子製紙(3861):中国現地生産に向け、11月に洋紙工場の建設に着手 することが明らかになったと、26日付の日本経済新聞が伝えた。合弁会社設 立の認可を同国政府から取得して行政手続きを終えたため、近く事業主体を設 立する。まず年産40万トンで2010年に稼働させる予定で、総投資額は約 2000億円とも報じている。

シャープ(6753)第2四半期(7-9月)の連結純利益は前年同期比16% 減の191億円。主力の液晶テレビや携帯電話端末の販売が好調で増収となった が、海外での液晶TV製造拠点の設置費が予想外にかさんだうえ、原材料費高 騰に伴う太陽電池事業の採算悪化も響いた。

野村ホールディングス(8604):25日に発表した第2四半期(7-9月) 連結業績(米会計基準)によると、純損益は105億円の赤字に転落した。米サ ブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの焦げ付き問題で、米国での 証券化事業で損失が膨らんだのが大きく響いた。四半期での赤字は4年半ぶり。

新生銀行(8303):9月中間期の連結純利益が310億円になったもよう、 と発表した。従来予想の380億円からは70億円の減額で、前年同期比では 20%の減益となる。持分法適用会社シンキの利息返還損失負担や米サブプライ ムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)関連の評価損計上などが要因。こ れに伴い中間配当(前中間期実績は1円66銭)を見送る。

ホンダ(7267):第2四半期(7-9月)の連結業績は、純利益が前年同 期比63%増の2085億円と2年ぶりの増益となった。海外販売の増加や為替が 円安で推移したことで、同四半期としての過去最高益を更新した。

NOVA(4655):会社更生手続きを申し立てることを決議した。行政処分 による売り上げ落ち込みが激しく、資金調達や業務提携の面で経営を安定させ ることができなくなった。負債総額は439億円。ジャスダックは同社株の売買 を終日停止する。

日立化成工業(4217):26日付の日本経済新聞朝刊によると、日立化成は 全額出資の住宅設備子会社、日立ハウステック(東京・板橋)の売却を検討し ている。保有株の9割以上を国内系投資ファンドのニューホライズンキャピタ ル(東京・港)に売却する。低収益の住宅設備事業から撤退し、半導体材料な ど中核事業に経営資源を集中するのが狙いで、売却額は数百億円とみられる。

コンビニ業界:26日付の日本経済新聞は、ファミリーマート(8028)と同社 筆頭株主の伊藤忠商事(8001)、スーパー大手ユニー(8270)と傘下のコンビ ニであるサークルKサンクス(3337)の4社が共同で商品開発に乗り出すと報 じた。まず独自企画のパンを年明けにも開発・販売し、来春以降に弁当やデザ ートなどコンビニの主力商品にも広げるという。

アルゼ(6425):1株240円の株式公開買い付け(TOB)で子会社セタ (4670)の完全子会社化を表明していたアルゼは25日、TOBの詳細を発表 した。期間を10月26日から12月10日までとして、現在保有していないすべ ての株式を最大9億9700万円で買い取る。セタは元取締役が関与した不適切 な決算処理が2日に判明しており、独立性を保ちながら経営体質を改善させて いくことは困難であるとアルゼが判断した。

アサヒビール(2502):株式公開買い付け(TOB)により、現在50%超 の株式を保有するアサヒ飲料(2598)を完全子会社化する。迅速な意思決定を 可能にし、新たな事業取得や他社との提携といった機動的な経営で、飲料事業 の基盤強化につなげる。TOBが成立するとアサヒ飲料株は上場廃止になる予 定。一方、アサヒビールの第3四半期累計(1-9月)の連結純利益は前年同 期比9.9%増の341億円だった。

日立製作所(6501):9月中間期の連結純損失が従来予想350億円に対し て135億円(前年同期は780億円の損失)になったもよう、と発表した。情報 通信システム部門などの伸長で売上高が増加したため。

資生堂(4911):25日発表した9月中間期の連結決算によると、純利益は 前年同期比38%増の129億円。中国を中心とした海外での売り上げ増加や原価 率の改善などが寄与した。通期(08年3月期)の連結業績見通しを上方修正。 純利益は前期比34%増の340億円(従来予想は31%増の330億円)と、過去 最高益となる見通し。

松井証券(8628):9月中間期の連結純利益は前年同期比11%増の73億 円。株式相場の低迷で主力の株式委託手数料は低迷したが、信用取引による収 益の増加や販売管理費の減少、有価証券の売却益が寄与した。第2四半期(7 -9月)の純利益は同29%増の36億円だった。

大同メタル工業(7245):08年3月期の連結純損益予想を、従来予想の6億 円の黒字から18億円の赤字に下方修正した。税制改正に伴い新しい減価償却 方法を適用し、減価償却費が中間期に1億9000万円増加したことなどが響く。

ハドソン(4822):ニンテンドーDSやニンテンドーWii向けなどのゲー ムソフトが好調で、9月中間期の連結純利益は前年同期比62%増の21億円に なったもよう、と発表した。

ニチハ(7943):新設着工戸数の落ち込みを受けて、主力製品の外壁材の需 要が落ち込んだほか、改正建築基準法の施行による建築確認審査の遅延の影響 も加わり、9月中間期の連結営業利益が従来計画23億円に対して17億円にと どまったもよう、と発表した。前年同期は30億円だった。

ドワンゴ(3715):07年9月期の連結営業損益が、前期実績の3100万円の 赤字から3億8000万円の黒字に浮上したもようと発表。従来予想は7億円の 赤字だった。着うたや着うたフルサイトで新曲の先行配信と連動した企画の投 入などに取り組んで、会員数が伸びたことが奏功した。

TCM(6374):産業車両でのおう盛な需要を踏まえ、国内外で積極的に生 産設備を増強したことにより、9月中間期の連結営業利益は前年同期比67% 増の21億円となった。

日新電機(6641):日本や中国での電力機器事業の需要好調を受けて、9月 中間期の業績予想を上方修正。連結営業利益は前年同期比28%増の10億円と なったようだ。従来予想は5億円と減益を見込んでいた。

ショーワ(7274):9月中間期の連結営業利益は前年同期比21%減の65億 円。新拠点での生産基盤拡充費用や新型車対応のための立上げ費用がかさんだ。

AOKIホールディングス(8214):主力のファッション事業で新ブランド スーツや機能性スーツが好調なうえ、粗利益率の改善や一般管理費の削減によ り、9月中間期の連結営業利益が前年同期比36%増の32億円と、従来予想を 7億7000万円上回ったもよう、と発表した。

エース交易(8749):商品取引所法改正の影響による国内商品先物市場の伸 び悩みで手数料収入が減少、9月中間期の業績予想を減額した。連結純損益は 従来予想の5億7000万円の黒字に対し、2億5000万円の赤字に転落したもよ うだ。