欧州シェルの7-9月期:16%増益-原油価格高騰が追い風に(2)

欧州最大の石油会社、英・オランダ系の ロイヤル・ダッチ・シェルが25日発表した2007年7-9月(第3四半期)決 算は、原油価格の高値更新が追い風となり、前年同期比16%増益となった。

純利益は69億2000万ドル(1株当たり1.10ドル)となり、前年同期の 59億4000万ドル(同0.93ドル)から増えた。臨時項目や保有在庫の損益を除 いたベースの利益は61億3000万ドルとなり、アナリスト予想中央値の55億 8000万ドルを上回った。

7-9月期のニューヨーク原油価格は前年同期に比べて平均6.4%高く推 移し、10月19日には1バレル=90.07ドルの最高値を記録した。シェルは4年 連続で生産が減少していることから、カタールでのガス・ツー・リキッド(GT L、天然ガスの液体燃料化)製造プロジェクトや、カナダのオイルサンドプロジ ェクトを通じて、生産のてこ入れを計画している。