【個別銘柄】ヤフ、エルピダ、島津、第一三共、日水、JSR、日本ペ

25日の日本株市場における主な材料銘柄 の値動きは次の通り。

ヤフー(4689):ストップ安(値幅制限いっぱいの下落)となる前日比 5000円(9%)安の5万800円で比例配分された。9月中間決算の内容が市場 の期待に達しなかったとして、複数のアナリストが相次いで投資判断を引き下 げたことから売りが膨らんだ。

エルピーダメモリ(6665):4.7%安の3860円と大幅反落。汎用DRAM のスポット価格が下がり続けているため、収益への影響が懸念されている。パ ソコン(PC)用DRAMの主要製品である容量512メガビットの「DDR (ダブル・データ・レート)2型」と呼ばれる製品のスポット価格は、7-9 月期の3カ月間で36%下落。足元は1.33ドルと最安値圏にある。24日の中間 決算発表を受け、UBS証券は投資判断を中立に引き下げた。

島津製作所(7701):10%高の1148円と急反発。海外で主力の計測機器 や医用機器などが伸び、国内でも航空機器などが堅調に推移しているとして、 9月中間期と08年3月通期の業績予想を上方修正した。

第一三共(4568):10%安の3140円と急反落。次世代の成長をけん引す る新薬候補と位置付けてきた抗血栓治療薬「プラスグレル(開発コード名:C S-747)」の米国での臨床試験が一時中止された。無事発売できれば、年商 3000億円クラスの世界的なヒット製品になるとの期待が持たれているため、開 発スケジュールの見直しによる新薬の開発遅延などが警戒された。

宇部興産(4208):5.4%安の401円と大幅続落。宇部興は第一三共の抗 血栓治療薬「プラスグレル」の原薬を供給し、ライセンス料を受け取る予定だ が、その第一三共が米国時間24日にプラスグレルの米国臨床試験を一部中断 すると発表し、宇部興への収益還元期待が後退した。

芝浦メカトロニクス(6590):9%安の546円と急落。午後1時ごろに9 月中間決算を発表すると同時に、08年3月期通期の連結純利益予想を従来から 22%減額し14億円とした。液晶や半導体製造装置の設備投資の延期と予想を 超える価格引下げなどの影響を受けるという。

日本水産(1332):9.1%安の510円。一時は494円まで下げ、8月29日 に付けた年初来安値(491円)に接近した。競争激化や養殖事業でのトラブル により、前日に2007年9月中間期の連結純利益が従来予想を76%下回る12億 円(前年同期比68%減)になったもようと発表、失望売りが増えた。

富士通ゼネラル(6755):6.5%安の730円と急反落。欧州を中心に省エ ネ性の高いエアコンの拡販を積極化したことが奏功、9月中間期の連結営業利 益は過去最高となった。ただ、株価は好業績を先取りする形で高値圏にあった ほか、テクニカル指標も過熱水準にあり、決算発表をきっかけに売りが優勢。

日本ペイント(4612):10%高の630円と急反発。インフラ投資の拡大な どからアジアでの合弁企業の売り上げが増加し、9月中間期利益が従来予想を 上回る見通しとなった。合弁会社の出資比率引き上げを中期的に進めるなどア ジアの成長を享受する収益構造となっており、業績拡大期待が高まった。

JSR(4185):5.1%高の2980円と3日続伸。24日の9月中間決算発表 と同時に、通期(08年3月期)の連結純利益計画を従来の345億円から370億 円(前期比9.9%増)に上方修正。半導体向けを中心とした電子材料の好調が 背景、投資判断買いを継続したゴールドマン・サックス証券では、「電材が予 想以上、上方修正後でもなお上乗せ余地あり」(横尾尚昭アナリスト)とした。

SRAホールディングス(3817):3.7%高の1866円。採算性の高い金融 機関向けのシステム開発案件が増加したことを背景に9月中間期の業績予想を 24日に上方修正した。外注比率の上昇による収益性の向上で高い利益成長を期 待した買いが膨らんだ。

日本ユニシス(8056):5.9%高の1493円と3日続伸。11%高の1570円を 付ける場面もあった。採算を重視した案件の絞り込みで収益性が向上、24日に 9月中間期の連結営業利益予想を上方修正した。利益成長と比較して株価は割 安との認識が広がり、見直し買いが活発化した。

丸大食品(2288):15%安の274円と大幅続落。一時は271円まで売り込 まれ、2006年6月以来、約1年4カ月ぶりの安値水準に沈んだ。商品市況の上 昇を受けて燃料費、原材料費、運送経費がかさみ、収益性が悪化している。9 月中間期の利益予想を引き下げた上、下半期以降も採算低下圧力が継続すると の見方から売りが優勢となった。

京都きもの友禅(7615):1.7%安の9万2300円と続落。一時は9万1200 円まで下げ、約4年7カ月ぶりの安値に沈んだ。上場来安値は2003年3月10 日の9万1000円のため、あと200円で安値に並ぶ。年初にパーティーなどの 場でも着られる「ドレス振袖」を提案、販促をかけたが、消費者に受け入れら れなかった。4-7月の不振を受けて24日付で07年9月中間期の連結業績予 想を減額修正したため、買いが限定される中、小口の売り注文で値を下げた。

任天堂(7974):3.5%安の6万6400円。午後2時の9月中間決算発表後 に、2.5%高の7万500円まで買われ、約1週間ぶりに7万円台を回復したが、 取引終了にかけて売りに押された。同社は中間決算を発表すると同時に、据え 置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」や携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」が ソフト、ハードともに好調だとして2008年3月期の連結純利益予想を前回予 想比300億円増の2750億円に引き上げた。

大阪チタニウムテクノロジーズ(5726):5.7%高の1万11740円と続伸。 航空機エンジン向けなどの需要増加を背景に今期(2008年3月期)業績が従来 予想を上回る見通しとの一部報道を受け、需要好調によるチタン価格の堅調さ を評価した買いが増えた。

大塚商会(4768):0.5%高の1万870円と小反発。主力のシステムイン テグレーション(SI)事業が好調なことなどを受け、07年12月期の連結業 績予想を上方修正した。第3四半期(7-9月)の営業増益率が27%と上期の 13%を上回り、利益成長の加速で一段の上振れを期待する声があった。

常陽銀行(8333):0.5%高の651円。有価証券売却益が想定以上に増加 したことなどを理由に2007年9月中間期の連結業績予想を増額修正したこと を受けた。東証業種別33指数の銀行株指数が1.8%安となる中で、常陽銀株は 堅調と言えるが、この日は米メリルリンチ証券の収益悪化を受けて、サブプラ イム(信用力の低い個人向け)ローン問題の根深さが株式市場全体であらため て認識され、上値も限定。

アゼル(1872):4.8%高の242円。広告費など経費削減が寄与するとし て、9月中間期の連結最終損益が2億1500万円の黒字(従来予想は1億5000 万円の赤字)に転じる見通しとなったことを受けた。

岩谷産業(8088):6.7%高の367円。LPガス輸入価格が高値で推移し 売り上げを押し上げたなどとして、08年3月期の連結純利益を従来から11% 引き上げ50億円とした。

トラスコ中山(9830):7.1%安の1731円。工場向け工具などが伸び悩む として、通期業績予想と配当計画を減額修正した。

日立ハイテクノロジーズ(8036):2.4%高の2590円。医用分析装置が伸 びるとして、08年3月通期の連結営業利益を420億円から430億円に上方修正 した。

ジャフコ(8595):6.1%安の4350円。株式相場の低迷の影響で有価証券 評価損を計上し、9月中間期の連結純利益は前年同期比34%減の32億円とな った。売上高も7.6%減の255億円に減少。

マネースクウェア・ジャパン(8728):きょう大証ヘラクレス市場に新規 上場。公募価格16万5000円に対し、初値は52%高の25万1000円となった。 終値は22万2000円。外国為替証拠金取引サービスを手掛ける。

日本マニュファクチャリングサービス(2162):きょうジャスダック市場 に新規上場。初値は公募価格15万円を14%上回る17万1000円。その後は18 万4000円まで上昇したが、徐々に売りに押され15万7000円で終えた。製造 請負・派遣や技術者派遣などの人材サービスを手掛ける。

山王(3441):ジャスダック市場にきょう上場。午前9時27分に公開価 格(1万8000円)を5.6%下回る1万7000円で初値を付けた。その後は1万 6610円と1万8260円のレンジでもみ合い。終値は1万7550円。携帯電話やパ ソコンなどで使用されるコネクター、スイッチを中心とした電子部品の貴金属 表面処理加工が主力。

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