インド:当局の株式「バブル」退治で資金流入が鈍化も-市場関係者

インド株式市場での記録的な海外勢の買い が「バブル」のような株価高騰を引き起こしたが、監督当局が打ち出した新た な規制方針の下で、海外からの資金流入が鈍化する可能性が高いと、投資家や アナリストらはみている。

インド証券取引委員会(SEBI)のダモダラン委員長が16日に規制強化 の方針を表明して以来、海外投資家のインド株売り越し額は13億ドル(約1490 億円)に達した。チダムバラム財務相は、海外からの資金流入が株式市場で「バ ブル」を引き起こし、通貨ルピーを9年半ぶりの高値に押し上げていると指摘 した。

UBSのエコノミスト(香港在勤)、フィリップ・ワイアット氏は、「長 期的に見れば、株式投資の流れが変わることは非常に限定的な影響しかないが、 短期的にはセンチメントと流れに対し大きな影響もあり得る」と述べた。「法 的整備には時間がかかり、流動性の問題が生じる」という。

インド訪問を前にしたポールソン米財務長官は24日、インド当局に対し海 外からの投資に対する規制強化を避けるよう促した。BNPパリバ・アセット・ マネジメントUKで8億5000万ドル相当のインド株を運用しているチャクリ・ ロカプリヤ氏は、「短期的に流動性が低下するだろう」と話した。

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