ヤフー:中間期純利益9.2%増、広告など順調-トップページ改訂へ

ポータル(玄関)サイト国内最大手のヤフー が24日発表した9月中間期連結決算によると、純利益は前年同期比9.2%増の 293億円となった。広告事業や不動産、オークションなどの法人向けネット事業が 順調だった。また、同社のトップページを2008年初頭にも改訂する方針を明らか にした。

中間期の売上高は同17%増の1177億円、営業利益は同22%増の598億円だ った。ブランディング効果の高い商品や行動ターゲッティング広告などが順調に 売り上げを伸ばした。また法人向けのヤフー不動産、ヤフーオークションなども 好調だった。一方、個人向けビジネスであるパーソナルサービス事業は伸び悩ん だ。

特損計上で四半期は減益

同時に発表した第2四半期(2007年7-9月)は、売上高が前年同期比19% 増の610億円、営業利益が同20%増の300億円、純利益が同4.0%減の130億円 となった。純利益の減少は、インターネット広告会社のバリューコマースの株式 について時価下落により評価損を計上したため特別損失が発生したことが響いた。

井上雅博社長は東証で同日会見し、「依然として広告は全般的には停滞感が 続いている」との認識を示しながらも、ヤフーが中間期の広告売上高で前年同期 比27%増の540億円となったことを指摘、「売り上げは好調だった」と満足の意 を示した。また同社の第2四半期の広告売上高は同39%増の295億円だった。

同社長は、注目度の高いモバイル(携帯)端末によるインターネット関連事 業については、社内的な目標だと断ったうえで「ようやく売り上げも第2四半期 で付き始めとんとんまで来た」と語った。

オーバーチュア効果「通期では効いてくる」

第3四半期(同年10-12月)では売上高が684億-708億円、営業利益297 億-311億円、 純利益166億-175億円を見込む。同社は通期の業績予想は従来 から発表していない。

井上社長は、ネット広告会社のオーバーチュアを9月から連結子会社化し た影響について「これから徐々に効いてくる。通期ではきちっと効果が出るだろ う」との見方を示した。そのうえで、連結子会社により「ヤフーの営業力を検索 連動型広告の販売にも活用するなど、サービスの一つとして提案できるようにな る」と語った。9月は同社の子会社の効果で売上高30億円増の効果があった。

トップページをリニューアル

井上社長は、ヤフーのトップ画面を約11年ぶりにリニューアルする方針を 発表した。全面的な改訂は96年4月のサイト公開以来初。まず「10月下旬をメド に一部利用者を対象にテスト利用を開始する」(同社長)予定で、より使いやすく、 わかりやすくすることが目的だが、同時に、需要の高い正方形に近い広いスペー スの広告の掲載などが可能となる。これによりヤフーは広告収入増加も見込む。 米国ヤフーとの連動について井上社長は、「以前から日本の自由度は高い、国内 利用者のサービス向上を第一とする」と語った。

ヤフーの株価終値は前日比900円(1.6%)高の5万5800円。

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