英グラクソ7-9月期:純利益は減少、予想に届かず-人員削減へ

医薬品で欧州最大の英グラクソ・スミスク ラインが24日発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、前年同期比

5.8%の減益となった。糖尿病治療薬「アバンディア」の売り上げ減少などが響い た。

発表資料によれば、純利益は13億1000万ポンド(1株当たり23.5ペン ス)だった。前年同期は13億9000万ポンド(同24.4ペンス)。ブルームバー グがまとめたアナリスト12人調査の予想中央値では1株当たり利益が24ペンス と見込まれていた。

売上高は54億8000万ポンドと前年同期の56億4000万ポンドから減少し た。アバンディアの売上高は38%減少した。同薬品に心臓発作の確率を高める副 作用の恐れがあるとの調査報告書が5月に発表されて以降、武田薬品工業の「アク トス」にシェアを奪われている。一方、ぜんそく治療薬「アドベアー」の売上高は 7%増の8億3500万ポンド。同伸び率はアストラゼネカの「シンビコート」発売 の影響で低下した。地域別では、米市場の医薬品売上高は7%減少した。

同社はこの日、2010年までに7億ポンドの経費削減を目指し、世界規模で人 員削減を実施することを発表した。ジャンピエール・ガーニエ最高経営責任者(C EO)は、人員削減の規模については公表しなかったものの、営業と製造、研究・ 開発の各部門で実施される可能性があると述べた。