10月ユーロ圏サービス業景気指数は上昇-信用混乱から銀行回復で

ロイター通信によれば、ロイヤル・バン ク・オブ・スコットランド・グループが24日発表した10月のユーロ圏のサービ ス業景気指数(速報値)は上昇した。各銀行が、米サブプライム(信用力の低い個 人向け)住宅ローンのデフォルト(債務不履行)による信用コスト増大の影響から 回復し始めたことが背景にある。この統計は、英調査会社NTCリサーチがまとめ た。

10月のサービス業景気指数は55.6と、前月の54.2から上昇した。また、 製造業景気指数は51.5と、同53.2から低下し、これら2つの指数を合わせた総 合指数は54.5と、同54.7を下回った。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエ コノミストの調査中央値では、それぞれ54.5、52.9、54.6と見込まれていた。 生産活動の拡大と縮小を分ける50は上回った。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループの欧州担当チーフエノ ミスト、ジャック・カイユ氏(ロンドン在勤)はこの統計発表前に、「銀行部門に おける業績回復が原動力となり、サービス業が改善した」と指摘し、「状況は正常 化していないが、金融市場の幾分の改善は注目に値する」と語った。

ドイツ最大の銀行、ドイツ銀行が3日発表した2007年7-9月(第3四半 期)の暫定決算で、純利益は少なくとも前年同期比で13%増加した。アナリスト 予想では、8月の米住宅市場低迷による銀行間での貸し渋りの影響で、減益が見込 まれていた。

アジアでの需要増で原材料価格が上昇する中、世界経済の成長鈍化と対ドルで のユーロ上昇が、欧州からの輸出を抑える脅威となっている。ユーロは今週、1ユ ーロ=1.4349ドルの過去最高値をつけた。年初からの上昇率は7.5%。また、原 油相場は19日に1バレル当たり90.07ドルまで上げ、過去最高値を更新した。

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