アジア株:下落に転じる、輸出株に売り-メリル評価損拡大報道を嫌気

24日のアジア株式相場は、一時上昇したも のの下落に転じた。米紙ニューヨーク・タイムズ(オンライン版)が米証券会 社メリルリンチが同日発表する2007年7-9月(第3四半期)決算で、先の公 表分に加え、25億ドル(約2860億円)の評価損を計上する見通しだと報じたこ とを嫌気し、輸出株が安くなった。

メリルに関する報道を受けて円がドルに対して上げたことから、トヨタ自 動車やキヤノンが売られた。住友信託銀行マーケット資金事業部門の島津大輔 調査役は、この報道が米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムロ ーン)問題がくすぶり続けていることを示しているとの見方を示した。

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)ア ジア太平洋指数は日本時間午後4時現在、前日比0.3%安の164.44。一時 は1.5%高となっていた。

日経平均株価の終値は前日比92円19銭(0.6%)安の1万6358円39銭。 韓国総合株価指数は一時2.8%高となったものの、0.8%安で終了。一時上昇し ていたオーストラリアやシンガポール、台湾、インド、インドネシアの主要株 価指数も下落している。