アマゾン7-9月:純利益4倍-今四半期見通しに失望で株価下落(3

インターネット通販最大手の米アマゾン・ ドット・コムが23日発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、前年同 期比4倍の増益となった。7月に発売された人気ファンタジー小説「ハリー・ ポッター」の完結編や、電子機器、宝飾品の販売増が業績を押し上げた。同社 は07年通期の業績見通しを上方修正した。

アマゾン株は時間外取引で一時11%安となり、決算発表を控えて10%以上 上げていた通常取引での上昇分を失った。同社が示した10-12月(第4四半 期)利益見通しが一部アナリスト予想に届かなかったことが失望を誘った。

第3四半期の純利益は8000万ドル(1株当たり19セント)と、前年同期 の1900万ドル(同5セント)から増加。売上高は前年同期比41%増の32億 6000万ドルだった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト16人の 予想平均では、1株利益18セントが見込まれていた。売上高予想は31億4000 万ドル(17人の平均)。

電子機器や日用品の販売は54%増と、CD(コンパクトディスク)やDV D(デジタル多用途ディスク)に比べ大きく伸びた。アマゾンは宝飾品や食料 品の提供を増やし、売り上げを伸ばした。利益率の高い外国企業製品の販売増 加や研究開発投資の抑制も高利益につながった。

サンフォードCバーンスティーンのアナリスト、ジェフリー・リンゼー氏 は「新しい商品分野や地域に事業を拡大する戦略は成功している」と評価した。

アマゾンは第4四半期の営業利益が2億2100万-2億9100万ドル、売上 高は最大で54億5000万ドルとの見通しを示した。ソレイユ・セキュリティー ズのアナリスト、スコット・ティルグマン氏は利益2億7850万ドル、売上高 51億ドルを予想していた。

決算は通常取引終了後に発表された。アマゾン株は時間外取引で一時、

10.69ドル安の90.13ドルを付けた。通常取引終値は前日比9.53ドル (10.4%)高の100.82ドルと、約8年ぶり高値だった。

アマゾンは07年12月通期の売上高見通しを最大で、前年比36%増の146 億ドルに上方修正した。従来は最大で143億ドルを見込んでいた。営業利益は 最大6億7500万ドル(従来見通しは6億4000万ドル)に増加の見込み。

第3四半期の開発投資は売上高の6.4%となり、リンゼー氏の予想の

7.3%よりも低水準に収まった。

ハリー・ポッター完結編は世界で250万部が売れ、新商品として最大の売 れ行きだった。

To contact the reporter on this story: 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita akinoshita2@bloomberg.net Editor: Toshi(kek) 記事に関する記者への問い合わせ先: Heather Burke in New York at hburke2@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Michael Nol at mnol@bloomberg.net.