リバースモーゲージのプロビデンス破たん-住宅金融業界の苦境拡大か

リバースモーゲージ(持ち家担保融資)に 特化した住宅金融会社のプロビデンス・モーゲージは23日までに、破産法適用 を申請した。住宅金融業界の苦境がサブプライム(信用力の低い個人向け)以 外にも拡大しているとの懸念が浮上した。

同社は22日、米フロリダ州タンパの連邦破産裁判所に、清算手続きを定め た連邦破産法7条の適用を申請した。申請書類によると、同社の債務は4570万 ドル(約52億4600万円)、資産は44万5898ドル。プロビデンスは申請書類で、 破産申請の理由を説明していない。

リバースモーゲージは62歳以上の高齢者向けの持ち家を担保とした融資。 借り手は融資された資金を一括または必要時に引き出せる融資枠、月々の年金 として受け取る。最終的には担保不動産を処分して融資返済に充てる。

ニューヨークでリバースモーゲージを手掛けるシニア・ファンディング・ グループのデニス・へーバー執行副社長は、「この種の融資の市場は1年前まで 静かだったのだが、ウォール街が興味を示してかかわりたがった」と話す。米 銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)やUBS、ドイツ銀行は昨年から、政府 保証付きのリバースモーゲージ債権の証券化を始めていた。