ジム・ロジャーズ氏:全資産を米ドル以外に移す計画-人民元買いへ

投資家ジム・ロジャーズ氏は23日、AB Nアムロ・マーケッツ主催のアムステルダムでの会議で語り、自身の資産をす べて米ドル以外に移し、中国の人民元を買う計画を示した。米金融政策がこれ からドルの「質を下げる」からだと説明した。同氏の発言は以下の通り。

◎人民元について

「今買うのに最良の通貨は恐らく人民元だと思う」

「向こう10年前後で人民元が大きく下落する状況は思い浮かばない。3倍 にも4倍にもなるだろう」

中国は「21世紀の最も重要な国になるだろう」

◎ドルについて

「今後、ドルは大きく上昇すると思う。その機会をとらえて売るつもりだ。 向こう数カ月で自分の全資産を米ドル以外の通貨に移したい。米国の状況につ いて、それくらい悲観的だということだ」

「米ドルは過去から現在まで世界の準備通貨だったが、これは変わりつつ ある」

「自国通貨の質を下げるのは米国の中央銀行と政府の公式の政策だ」

「かつて世界の準備通貨だった英ポンドは、その地位を失う間に80%下落 した」

◎スイス・フランと円について

「この2通貨はキャリートレードのため、下落している」

円とスイス・フランを調達通貨としたキャリートレードには「いつの日か巻 き戻しが起こり」、これらの通貨は「一直線に上昇するだろう」

「私は円を買っている」

◎商品について

「今後5、10、15年に富が築けるのは商品だ」

「現在の上昇相場は2014-22年ごろまで続くだろう」

「貴金属よりも農産物が高リターンだと思う」

ただ、プラチナと金、銀、パラジウムも「上昇相場の間にまだまだ高くな ると思う」

◎株と債券について

株と債券の上昇相場は「終わった」

「今後長年にわたって、債券は最悪の投資先となろう」

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