ファーバー氏:FOMCは「バーテンダー」,利下げの美酒で連続バブル

著名資産家マーク・ファーバー氏は、連 邦公開市場委員会(FOMC)は利下げという酒をグラスに注ぎ続ける「バー テンダー」のように振る舞い、米国の株式市場バブル醸成に一役買ったと述べ た。

ファーバー氏はニューヨークでインタビューに応じ、「救済を重ねるごと に事態は大きくなっていく。信用問題はどんどん肥大化してしまった」と批判。 「お客に酒をどんどん勧め、すっかり酔っ払ってイスから転がり落ちそうにな ったら、また酒を与えて眠り込まないようにするバーテンダーのようだ。いず れ究極的な破たんにつながりかねない」と語った。

FOMCは9月18日の定例会合でフェデラルファンド(FF)金利誘導 目標を50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)引き下げた。これ 以来、株式市場ではS&P500種株価指数が2.3%上昇。ファーバー氏は利下 げについて、シティグループのような米国の金融機関をまずい融資判断がもた らす結果から救済したと指摘した。

同氏はさらに、「シティグループがミスをしたのなら、その罰を受けるよ う放置すべきだ。シティの株主についても同様だ」と述べ、「そうすれば株主 はいずれ、取締役会に対し愚かしい行為を続けないよう圧力をかけるだろう」 と付け加えた。

シティグループの株価は先週12%下落。金融業界が年内いっぱい、デフ ォルト(債務不履行)の影響に苛まれるとの見方を示したことが背景にある。 シティの広報担当者シャノン・ベル氏のコメントは得られていない。

ファーバー氏は、「大手機関の業績が著しく悪化する場合、金融システム にとって最善のシナリオは、これが投資家や市場参加者、ウォール街の重鎮ら にもっと慎重な姿勢を促す教訓となることだ」

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