【個別銘柄】西友、日電産、シャープ、富士通、協発酵、日曹達、日揮

23日の日本株市場における主な材料銘柄の 値動きは以下の通り。

西友(8268):前週末19日の終値比30円(35%)高の117円でストップ高 比例配分。なお差し引き7億株超の買い注文を残した。米ウォルマートが前日、 西友を株式公開買い付け(TOB)で完全子会社化すると発表。TOB価格が1 株140円と19日終値と比べ約61%高い水準で、買いが優勢となった。22日は終 日売買停止措置が取られていた。

日本電産(6594):終値は8.9%高の8530円と4日ぶりに急反発。連結子 会社5社が9月中間期業績予想を増額修正。グループ企業の収益改善が鮮明化し ており、グループ全体の成長力の高まりを期待する買いが先行した。また、日本 電産サンキョー(7757)、日本電産コパル(7756)など業績修正を行った5社の 株価もすべて上昇した。

シャープ(6753):1.4%高の1850円。一時は1.9%安の1790円まで売ら れた。1800円割れは昨年7月24日以来、1年3カ月ぶり。22日に07年9月中 間期の減益予想を発表したことが嫌気された。中間期の連結営業利益は前年同期 比12%減の790億円になったもよう。海外の液晶テレビ製造拠点の設置費用が 予想外にかさみ、原材料価格高騰に伴い太陽電池事業の収益が悪化した。ただ売 り一巡後は割安感から買いが入った。

協和発酵工業(4151):4.2%安の1320円と続落。ビール大手、キリンホー ルディングスの買収提案を受け入れ、キリンが31日から実施する1株1500円の TOB(株式公開買い付け)に賛同する意向を示した。今回のスキームが協発酵 株主にとって不利との見方があり、売りが優勢。野村証券やみずほ証券は投資判 断を「買い」から「中立」に1段階引き下げた。

富士通(6702):3.1%高の841円と3日ぶりに反発。パソコン(PC)、 携帯電話端末の好調やコスト削減などを背景に07年9月中間期の連結業績が従 来予想を上回ったと発表した。連結営業利益は前年同期比13%減の440億円に なったもよう。従来予想は220億円だったが、主力の企業向け情報システム事業 などIT(情報技術)サービスが伸び、PC、携帯電話端末も順調だった。

日本曹達(4041):5.1%高の578円と3日ぶりに急反発。農薬関連の研究 開発費など経費の計上が下期にずれ込んだ上、建設部門の子会社が好調だったこ とを理由に07年9月中間期の業績予想を上方修正すると発表した。連結純利益 が従来計画から急増する見通しとなり、据え置かれた今期(08年3月期)業績 の上振れ期待が高まった。

保土谷化学工業(4112):9%高の341円と3日ぶりに大幅反発。07年9 月中間期業績予想の上方修正によって、高収益事業への転換が想定以上に進んで いることが明らかになり、利益成長期待が高まった。中間期の連結経常利益は前 年同期に比べて35%増の13億5000万円になったもよう。従来は前年同期並み の10億円を見込んでいた。

ライトオン(7445):6%安の1326円と4日ぶりに大幅反落。全国的に暖 かい日が続いて秋物商品の販売が厳しく、既存店売上高が前年同月を大きく割り 込む状況が続いていることが嫌気された。10月度の既存店売上高は前年同月比

17.2%減と、9月の24.4%減に続いて落ち込みが大きかった。

ブリヂストン(5108):2.7%高の2450円と4日ぶりに反発。仏ミシュラン とシェアトップを争っており、2012年の売上高4兆円を目指すなどの中期経営 計画(08-12年)を発表した。また世界的な資源開発の高まりで急増する超大 型・大型建設車両用ラジアルタイヤ需要に対応し、北九州新工場、佐賀工場の増 強に総額約320億円を投資することも発表した。ゴールドマン・サックス証券で は計画内容について、材料価格を値上げで相殺する見方と評価、投資判断「買 い」、強い買い推奨リストへの採用を継続。

図研(6947):2.5%高の1110円と3日ぶりに反発。自動車向けのCAD/ CAM(設計システム)が海外で好調に推移し、07年9月中間期の連結営業利 益が事前予想を46%上回る見通しになった。会社側は今期(08年3月期)業績 予想を11月12日の中間決算時に修正するとしたため、再度増額修正があるとみ られた。

日揮(1963):1.3%安の2225円と3日続落。中東での石油化学プラントな ど豊富な海外プラントの手持ち工事計上により、今期(08年3月期)業績は会 社計画を上回ると23日付の日経新聞朝刊で報じられ、朝方は一時4.7%高の 2360円まで買われる場面もあった。しかし、業績好調は株価に反映済みで、受 注動向を見極めたいとの見方から上値では売りに押された。

協同飼料(2052):1.4%高の150円。一時は153円と、5営業日ぶりに25 日移動平均線(151円:株価の短中期トレンドを示唆)を上回った。豚向けや肉 牛向けの飼料が好調に推移し、07年9月中間期の連結営業利益が前回予想を 20%上回る見通しとなった。業績好調が確認できたため、投資家の買いが増えた。

モスフードサービス(8153):0.7%安の1565円と3日続落。キャンペーン 実施で既存店の来店客数は増えたが、原材料高に加え、ハンバーガー引き換え券 の利用が予想を上回って費用がかさみ、07年9月中間期の連結純損益が従来予 想の黒字に対して赤字に転落したもよう、と発表した。下期は新規出店が遅れる 見通しのため、業績の先行き懸念が強まった。

ベスト電器(8175):1.2%安の805円と4連敗。昨年12月に買収した「さ くらや」の売り上げが競争激化などで期初予想を下回っており、今期(08年2 月期)連結業績が従来計画を下回る見通しとなった。さくらやの経営再建難航に よる収益先行き不透明感が強まり、売りが膨らんだ。

SMK(6798):5.6%高の924円と3日ぶりに反発。好決算を発表した米 アップルの関連銘柄に上昇するものが目立った。同社はアップルの主力製品であ る携帯電話「iPhone(アイフォン)」や携帯デジタル・メディアプレーヤ ー「ⅰPod(アイポッド)」の電子部品を手掛けている。フォスター電機 (6794)、ヒロセ電機(6806)も上昇。

スタジオアリス(2305):4.4%高の1305円。野村証券金融経済研究所は 22日、新規に投資判断を「買い」とした。

総合メディカル(4775):8.6%高の3220円と3日ぶりに大幅反発。処方せ ん単価上昇で薬局関連事業が好調に推移し、07年9月中間期の連結経常利益は 前年同期比4.1倍の9億2800万円となった。

千代田インテグレ(6915):10%安の2155円と3日続落。同社はOA機器 などを手掛ける。競争激化を背景に、今期(08年8月期)は連結経常利益が前 期比1.6%減の50億円と、減益に転じる見通しを発表し、失望売りを集めた。

日本製紙グループ本社(3893):3.5%高の36万円と反発。23日付の日本 経済新聞朝刊で、三島製紙(3872)を来年2月に完全子会社化し、たばこ用紙な ど特殊紙部門を集約すると報じられた。報道内容について日本紙Gでは、現時点 で正式決定した事実はなく、決定した場合はすみやかに発表するとコメント。一 時売買が停止されていた三島紙株は、再開後にストップ高となる50円(27%) 高の234円と急伸。

タキロン(4215):11%安の318円。一時は15%安の304円と、03年11月 18日以来約4年ぶりの安値圏に沈んだ。住宅着工件数の減少に伴って雨どいな どの住宅資材が低迷、採光材なども停滞している。22日付で07年9月中間期の 業績予想を減額修正したが、この傾向はしばらく続くとみられ、通期業績予想の 下方修正が警戒された。

新日本無線(6911):3.8%安の528円と反落。22日に発表した9月中間期 の業績予想修正によると、連結純利益は前年同期比59%減の3億4000万円にと どまったもよう。従来予想は6億5000万円。8月以降の急激な円高進行が利益 を押し下げた。

しまむら(8227):4.4%高の1万530円。午後の取引で一段高となり、一 時1万590円まで上げた。米投資顧問キャピタル・ガーディアン・トラスト・カ ンパニーの大量保有が判明したほか、JPモルガン証券が22日、しまむら株式 の投資判断を新規に「オーバーウエイト」とし、目標株価を1万2900円に設定 した。

良品計画(7453):4.7%高の7360円。JPモルガン証券は22日、投資判 断を「オーバーウエイト」、目標株価を9000円に設定した。

ニッセンホールディングス(8248):4.8%高の723円。午後に一段高とな った。日経テレコンは午後、同社が外資系のチューリッヒ生命と共同出資で、09 年をめどに生命保険会社を国内で設立すると報じた。

大紀アルミニウム工業所(5702):10%安の412円。一時は12%安の402 円まで下げ、52週安値を更新した。原料価格の上昇が製品価格の上昇に比べて 大きく、価格転嫁の遅れなどが響いているとして、今期(08年3月期)の連結 業績予想を下方修正した。経常利益は従来予想の48億2000万円に対し、前期比 61%減の25億7000万円に引き下げた。

すてきナイスグループ(8089):6%安の315円。6月20日に施行された 改正建築基準法で、確認申請や着工が遅れていることから、通期(08年3月 期)の連結業績予想を下方修正した。経常利益は従来予想48億円に対し、前期 比12.6%減の38億円と一転して減益に。

昭和産業(2004):5.2%安の254円。通期(08年3月期)の連結純利益は 従来予想の18億円に対し、前期比29%減の7億5000万円と減益に変更。埼玉 県に保有する土地に対する固定資産減損損失などを計上した。

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