中国人民元:対ドルで上昇-人民銀が中心レートを最高水準に設定で

23日の中国外国為替取引では、人民元が ドルに対して上昇した。中国人民銀行がこの日の人民元中心レートを2005年7 月のドル・ペッグ(連動)制廃止後の最高水準に設定したことを受け、中国が人 民元の一段高により銀行システムへの資金流入の抑制を望んでいるとの見方が広 がった。

ワシントンで19日開催された7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、 中国の経常黒字の増加とインフレ率の上昇に対応するために、参加当局者は人民 元の上昇ペースの加速が容認されるべきだと指摘した。中国の李勇・財政次官は 22日の国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会で、「IMFによる為替相 場の監視は、為替相場の水準よりもむしろ加盟国の為替制度が中期的なマクロ経 済政策に沿っているかどうかに焦点を合わせるべきだ」と指摘した。

BNPパリバの上級通貨ストラテジスト、ティオ・チンルー氏(シンガポー ル在勤)は、「中国は満足できることを人民元に対して実施する」と述べ、「G 7などで見られたように、中国は国際的な圧力に屈しない」と語った。

ブルームバーグのデータによれば、人民元は上海時間午後5時半(日本時間 同6時半)現在、前日比0.05%高の1ドル=7.5047元。人民銀はこの日の人民 元中心レートを7.5055元に設定した。

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