ベスト電株が4日続落、さくらや経営再建が難航-通期業績予想を減額

家電量販店大手のベスト電器の株価が前日 比19円(2.3%)安の796円と4連敗。昨年12月に買収した「さくらや」の売 り上げが競争激化などで期初予想を下回っており、今期(2008年2月期)連結 業績が従来計画を下回る見通しとなった。さくらやの経営再建難航による収益先 行き不透明感が強まり、売りが膨らんでいる。

22日に会社側が発表した業績予想修正によると、08年2月期連結売上高は 前期比12%増の4150億円で変わらないものの、経常利益は同15%減の20億円 と従来予想40億円から半減し、当期純利益は同20%減の12億円(同20億円) となる見通し。さくらやや台湾子会社などグループ会社の業績不振に加え、薄型 テレビやエアコンなどを中心に本体の既存店売り上げも低調で、07年8月中間 期の連結経常利益が前年同期比77%減に落ち込んだことを通期業績に反映した。

浜辺雄治執行役員総務部長は業績予想修正について、「改装後に収益回復を 見込んでいたさくらやの不振がほとんどすべての要因」と述べた。さくらやは資 金難から過去3年以上にわたって思うような設備投資を行えず、店舗の競争力や 商品の品揃えなどで他社との販売競争で劣勢に立たされ、業績が悪化していた。 ベスト電器では同社の子会社化に伴って全店舗を改装し、イメージを一新するこ とで売り上げの回復を狙っていた。

しかしさくらやの上期売り上げは前年同期比10%増の277億円と、期初計 画の310億円には届かなかった。改装後も売り上げが伸び悩んだうえ、旧型商品 の処分や競合他社との価格競争、改装後の特売などにより売上総利益率が1.3ポ イント低下したという。浜辺氏は「下期の社員教育強化やビックカメラとの提携 効果で、さくらやの収益は今期損益ゼロの状態までなんとか戻したい」としてい た。

一方、台湾子会社の不振については「建て直しに既に一定のメドが付いてい る」(深澤政和専務)という。

--共同取材 松田 潔社 Editor:m.asai

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