東京モーターショーが26日に開幕-世界初公開の71台など520台を展示

世界5大モーターショーのひとつ、東京モ ーターショーは、千葉市の幕張メッセで26日に開幕する。40回めとなる今回は 11カ国・1地域から、4政府・1団体・241社が参加し、世界初公開71台をは じめとする520台が展示される。このうち日本勢はさらに進化した環境技術に、 人に優しいをキーワードにした機能を加えた近未来カーのほか、近く発売を予定 している新型車を前面に打ち出した展示内容としているのが特徴。

今回も燃料電池車や低公害型のディーゼルエンジンといった環境技術に国内 外のメーカーがしのぎを削っている姿が鮮明になっている。なかでも日本勢は、 環境技術にプラスアルファの機能を備えたコンセプトカーの出品が目立つ。ホン ダが世界初公開する燃料電池車「PUYO(プヨ)」もそのひとつ。ボディ自体 に人の皮膚感覚に近い素材「ジェルボディ」を採用することで軽く接触した際の 歩行者やものへの衝撃を和らげるのが特徴。

トヨタ自動車が世界初公開するハイブリッドカー「RiN(リン)」も人に 優しいがキーワードになっている。姿勢良く座れるシートの採用をはじめ、快適 温熱シート、酸素濃度コンディショナーなど、トヨタの渡辺捷昭社長が提唱する 「乗れば乗るほど健康になる車」を具現化した機能を備えている。

また日産自動車の電気自動車「PIVO(ピボ)2」は、表情や会話などか ら気分を推定してドライバーが常に気分良く過ごせるよう話しかけるロボットを 備えている。スズキが世界初公開する1人乗り電気自動車「PIXY(ピクシ ー)」と燃料電池車「SSC」は新しい都市交通を生み出す移動ツールとして提 案したもの。PIXYは歩道や屋内などの走行を想定した低速移動車だが、SS C内に収容すると最高時速100キロの軽自動車になるのが特徴。

環境問題への対応は内外メーカーともに生き残りをかけた競争だが、国内メ ーカーにとっては18カ月連続して前年を割り込んでいる国内販売のてこ入れも 喫緊の課題となっている。このため今回のショーでは、近く発売を予定している 新型車を近未来カーとともに前面に打ち出しているのも特徴のひとつになってい る。日産は12月に発売する新型スポーツカー「GTR」を初披露するのをはじ め、ホンダは今月26日に発売するコンパクトカー「フィット」専用の展示コー ナーを設けている。

富士重工業は24日発売の新型「インプレッサWRX STI」を、ダイハ ツ工業は近く発売予定の新型「タント」シリーズ、スズキは来年初めの投入を計 画している新型軽乗用車「パレット」を、それぞれショー会場で初披露する。

東京モーターショーの一般公開は10月27日から11月11日まで。主催者の 日本自動車工業会(自工会)は前回実績の151万2100人を上回る来場者数を目 指している。

--共同取材:藤村 奈央子、松井 博司 Editor:Asai

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