【注目株】日立、富士通、トヨタ、シャープ、西友、日揮、JR東(2

23日の材料銘柄は以下の通り。

日立製作所(6501):パソコン生産から全面撤退すると23日付の日本経 済新聞が報じた。すでに業務用の生産は米ヒューレット・パッカード(HP) にすべて委託しており、家庭用の生産と新規開発を停止すると伝えている。

富士通(6702):9月中間期の連結純損失は従来予想の200億円の半分の 100億円になったもよう、と発表した。主力の企業向け情報システム事業など IT(情報技術)サービスが伸びたほか、パソコン、携帯電話端末も順調。サ ーバー事業でもコスト低減活動が奏功した。通期の業績予想は据え置いた。

トヨタ自動車(7203):9月中間期の連結営業利益は前年同期比約1割増 の1兆2000億円強となり、中間期としては2期連続で最高益を更新したもよう だ。23日付の日本経済新聞が報じた。アジアや中近東など新興国を中心に販売 台数を伸ばしたほか、欧米でも売れ行きが順調だったという。

シャープ(6753):9月中間期の連結純利益は前年同期比7.6%減の430 億円になったもようだ、と発表した。主力の液晶テレビや携帯電話端末の販売 が好調で12%増収となったが、法人税改正に伴う減価償却費用の増加や、ポ ーランドでの液晶テレビ生産拠点立ち上げ費用、原材料価格高騰による太陽電 池事業の収益悪化が利益を圧迫した。

西友(8268):親会社の米ウォルマート・ストアーズが実施する株式公開 買い付け(TOB)を受け入れる。西友は決算期変更を含めて6期連続で最終 赤字見通しとなるなど業績不振が続いているため、抜本的てこ入れが必要と判 断、ウォルマートの完全子会社として再出発する。TOB価格は普通株式が1 株140円、優先株式は1株1000円。普通株式のTOB価格は19日終値を61%上 回る。買い付け期間は10月23日から12月4日までで、TOBが成立すると西友 株は上場廃止になる予定。

日揮(1963):23日付の日本経済新聞は、日揮の08年3月期の連結営業利 益が前期比51%増の400億円程度になりそうだと伝えた。従来予想を約20億円 上回り、14期ぶりに過去最高益を更新するという。中近東や東南アジアなどの 採算性の良い海外プラント工事が寄与。好業績に伴い年間配当を従来予想より 上乗せする可能性も出てきたと伝えている。

東日本旅客鉄道(JR東日本・9020):9月中間期の連結営業利益は前年 同期比3%増の2550億円前後と、中間期の過去最高になったようだと23日付 の日本経済新聞が伝えた。従来予想は同1%減の2450億円。首都圏での人口 増加と商業施設の相次ぐ開設により、鉄道の利用客が増加した。

エルピーダメモリ(6665):台湾のUMC(聯華電子)とメモリーを中心 とする半導体の共同開発や互いの技術供与で基本合意した。UMCは半導体の 受託製造を専門に行うファウンドリー大手で世界2位。

全日本空輸(9202):23日付の日本経済新聞によると、全日空は羽田や 大阪(伊丹)など主要空港を経由して地方間を結ぶ路線に割安な「乗り継ぎ運 賃」を導入する。福岡-仙台線など08年度に直行便を廃止予定の路線から採 用を開始し、不採算の路線に順次導入する。

東芝(6502):国内の原子力事業の中核拠点である横浜市の磯子エンジニ アリングセンターを拡充すると発表した。100億円近くを投じて建設、従来手 掛けている沸騰水型軽水炉(BWR)方式の原発業務に加え、加圧水型軽水炉 (PWR)方式の業務もできるようにする。

非鉄株:全国ステンレスコイルセンター工業会(東京都千代田区)が公表 した9月末の国内ステンレス鋼板加工会社(コイルセンター)での在庫は13万 5948トンと、13カ月連続で増加した。在庫を販売量で割った在庫率は2.56で、 適正とされる1.7を7カ月連続で上回り、過剰在庫の状況が続く。

楽天(4755):テレビ向けショッピング事業に参入する。同社はインター ネットに接続したデジタルテレビに映像配信・情報提供するアクトビラ(本 社:東京都港区)とネットショッピング分野で提携、アクトビラが提供するシ ョッピング・ジャンルに楽天市場を開設する。楽天がテレビ向けサービスを開 始するのは初めて。

ベスト電器(8175):「さくらや」を新規連結対象会社としたものの、事業 再生途上にあるためコスト吸収に至らず、8月中間期の連結営業利益は前年同 期比77%減の4億1500万円にとどまった。通期では前期比11%増の23億円と増 益を見込む。

日本曹達(4041):経費の計上が下期にずれ込んだうえ、建設部門の子会社 の業績が計画を上回ったことから、9月中間期の連結純利益は従来予想比2.2 倍の11億円になったもよう、と発表した。前年同期は1億4900万円だった。

日本電産コパル(7756):9月中間期の連結純利益は前年同期比43%増の26 億円と、従来予想から9億円上ぶれる見通し。デジタルカメラが好調なことを 背景に、カメラ用のシャッターや金属外装の売上高が伸びた。原価低減や経費 の削減なども寄与した。

新日本無線(6911):22日に発表した9月中間期の業績予想修正によると、 連結純利益は前年同期比59%減の3億4000万円にとどまったもようだ。従来予 想は6億5000万円だった。8月以降の急激な円高進行により利益が低下した。

井筒屋(8260):競争激化や天候不順の影響で季節用品が伸び悩んだうえ、 3月末に店舗を閉鎖した影響で、8月中間期の連結営業利益は前年同期比28% 減の7億3900万円となった。

アイ・ロジスティクス(9321):航空貨物取扱事業が好調だったうえ、退職 給付制度変更の会計処理方法について監査法人と協議した結果、一般管理費で なく特別損失で処理することとしたことを理由に、9月中間期の業績予想を修 正。連結営業利益は8億3900万円と、従来予想を29%上回る見通しとなった。 純利益も従来予想比6.4%増の9億5800万円となる。

モスフードサービス(8153):9月中間期の連結純損益は従来予想の5000万 円の黒字に対し、1億5000万円の赤字に転落したもよう、と発表した。前年同 期は2億3600万円の黒字だった。積極的な販売促進策で来客者数は増加したも のの、原材料費の高騰に加え、運送費用やキャンペーン費用の増加が重なった。 新規出店が計画を下回るため、08年3月期の純利益は従来予想比70%減の3億 円にとどまる見通し。

ヨロズ(7294):外国為替レートが予想より円安に推移したため為替差損が 減少、9月中間期の単体純利益は前年同期比2倍弱の13億4000万円と従来予想 を3億1000万円上回ったもよう。前年同期実績は6億7700万円だった。

ジーンズメイト(7448):10月(20日締め)の既存店売上高は前年同月比

6.8%減と、5カ月連続で前年実績割れ。気温が高めに推移したことで秋物商 品が全般に苦戦した。10月に入り気温が低下してチェックシャツなどのトップ スが伸びたものの、全体をカバーすることはできなかった。

スタンレー電気(6923):主力の自動車用照明機器のほか、電子機器事業も 順調に推移したことで、9月中間期の連結営業利益は前年同期比16%増の212 億円になった。円安に伴う利益押し上げ効果も出た。また200万株、50億円を 上限とした自己株取得を決議。発行済株式数に対する割合は1.06%。取得期間 は23日から08年3月16日まで。

パスポート(7577):既存店の販売不振に加え、撤退した店舗設備の未償 却残高などの退店関連処理費用や不採算店の減損損失を特別損失として計上し たことで、8月中間期の単体純損益は前年同期の2800万円の黒字から6300万円 の赤字に転落した。