米連邦預金保険公社総裁:サブプライム起因の信用危機、さらに悪化へ

米連邦預金保険公社(FDIC)のベア ー総裁は22日、ニューヨークで取材に応じ、住宅ローン市場の混迷を要因と する信用市場の問題はさらに悪化するとの見解を述べ、銀行など金融機関は借 り手が住宅を失うことがないよう、もっと対策を講じるべきだと語った。

ベアー総裁は、「状況はさらに悪化する」と述べ、住宅ローン金利のリセ ット(見直し)に伴う住宅所有者や経済への負担は来年の「第2四半期にピー クを迎える」との見通しを述べた。

米不動産調査会社リアルティートラックが発表したところよると、9月に 住宅差し押さえに向けて手続きが始まった件数は前年同月から倍増した。サブ プライム(信用力の低い個人)ローンの借り手が変動金利(ARM)型住宅ロ ーンを返済できないケースが増えている。FDICは住宅ローン関連会社に対 し、住宅ローンを固定金利に変更するよう求めている。

ベアー総裁は、政府主導による金融機関や借り手の救済措置には反対を表 明、政府が焦げ付きが懸念されるローンを救済すれば、「市場の規律に甚大な 打撃を与えるだろう」と語った。