アリババIPO:高需要でレンジ切り上げ、総額1700億円か-関係者

中国最大の企業間オンライン取引サイトを 運営するアリババ・ドット・コムの新規株式公開(IPO)の規模は最大で116 億香港ドル(約1700億円)となる可能性がある。事情に詳しい関係者2人が22 日までに明らかにしたところによると、同社は投資家からの高い需要を受けて 仮条件レンジを切り上げた。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、アリババ・ドット・コムと 親会社のアリババ・ドット・コム・コープは、8億5890万株を1株当たり12 -13.5香港ドルで売却する見通し。従来は10-12香港ドルに設定していた。レ ンジの上限で比較すると、12.5%の引き上げとなる。

アリババによると、今年の利益は前年比でほぼ3倍に増える見込み。機関 投資家からのアリババ株への需要申告は受け付け開始後1時間以内で募集を超 えた。

北京に拠点を置くハイテク調査会社、アナリシス・インターナショナルの 于揚・最高経営責任者(CEO)は「インターネットを事業拡大の重要な道具 と考える中国企業が増えている。これはアリババのサービスへの需要拡大につ ながる」と語った。

公開価格がレンジの上限で決まった場合、アリババの時価総額は88億ドル (約1兆円)となり、一部項目を除いたベースの2008年予想利益の54倍とな る。

関係者によると、ネットワーク機器最大手の米シスコシステムズはアリバ バのIPO株を購入する計画。ポータル(玄関)サイト運営の米ヤフーは1億 ドル相当を購入する。

アリババのIPO文書によると、同社の07年利益は6億2200万元と、06 年の2億1990万元から増加する見込み。IPOの幹事はドイツ銀行とゴールド マン・サックス・グループ、モルガン・スタンレーが務めている。

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